【2019年3月定例会 一般質問】今後のこどもの居場所づくり事業について


先日の日曜日は津門綾羽町のイタリアンるこら・るっこらさんで開催された「〜防災教育事業〜プロ直伝!!災害時でも作れる美味しい食事」の2回目でした。今日のメニューは鯖みその缶詰を使ったトマトソースのパスタと、そのパスタソースを使ってつくるサラダでした。災害で断水した時は水がとても貴重となります。こうした状況を想定して、フライパンを一度も洗わずに作れるような工程となっていました。しかもパスタ麺を茹でなくてもいい方法まで教えてくれました。食の技術がこうした防災でも活かされるのには驚きです!子供達も興味津々で一所懸命にメモを取っていました。この事業に対して「レシピだけでも教えてくれませんか?」といお問い合わせがあるそうです。ただ、この事業はレシピを教えることが目的ではなく、この事業を通じて防災の意識を高めることが目的です。楽しくて美味しいイベントなので、ぜひの事業に参加して防災知識とレシピを持って帰って下さいね

この日の様子は、3月5日(火)から11日(月)の期間ケーブルテレビでご覧いただけます。11chの地元ニュースにて、11時、14時半、20時半、22時の時間で放映です。

食で出来ること、食だから出来ること。
次回のイベント日程は以下の通りです。
■3月16日(土曜日)11:00~ 定員20組(先着順)
兵庫栄養調理製菓専門学校 西宮市北昭和町9-32
「生姜御飯、大根とピリ辛スナックのサラダ、スコーン(概ね1時間~2時間)」
※参加者に調理していただきます。

■3月17日(日曜日)15:00~ 定員10組(先着順)
パザパ 西宮市寿町2-35 KOWAビル1F
「ツナ缶と焼き鳥缶を使ったハンバーグ風、カリカリ食パン添え(概ね1時間~2時間)」

■3月26日(火曜日)16:00~ 定員10組(先着順)
リトルランカ 西宮市山口町船坂1380-1
「鯖缶のキリホデイ(概ね1時間~2時間)」

■3月27日(水曜日)11:30~ 定員10組(先着順)
つみ木 西宮市馬場町6-20 東急ドエルアルス1F
「揚げないライスコロッケ(概ね1時間~2時間)」

受付は3月4日から開始です!定員に届き次第受付終了となるので、急いでご予約下さいね!ご予約方法は以下のリンクをクリックして下さい!
~防災教育事業~プロ直伝!!災害時でも作れる美味しい食事(第2弾)

今日は今後の子供の居場所づくり事業についてです。

1年前の3月定例会で私は放課後の居場所事業について質疑を行いました。内容は以下のリンク先をご参照下さい。
【2018年3月定例会】新たな放課後居場所作り事業の実施について①
【2018年3月定例会】新たな放課後居場所作り事業の実施について②

前回の質疑では
■今後多くの待機児童が発生すると予測される中で、新たな育成センターの整備が必要となる
■一方で、新たな育成センター整備には時間と費用もかかるほか、土地の不足や入札不調、指導員確保など多くの課題がある
■市が現在進めている育成センター整備による対応には、受け皿としての限界がある
等の課題があることを指摘した上で、こうした課題の解決に期待が持てる子供の居場所づくり事業を本格実施する必要性を訴えました。

こうした中で、平成30年度における教育こども常任委員会の施策研究テーマの1つに、このこどもの居場所づくり事業が取り上げられました。昨年11月には私が一般質問で取り上げた東京都江戸川区のほか、埼玉県新座市へ教育こども常任委員会の委員が視察を行い、各委員によって施策研究に対する提言が報告されました。

この視察後の提言なども踏まえ、2月に開催された教育こども常任委員会にて「今後の放課後施策について」に関する報告が当局から行われました。加えて、一般質問での質疑による答弁内容もまとめると
■育成センターの利用ニーズに対応した運用の見直しを行う
■新年度より育成センターの待機児童が見込まれている学校の中から2校を選び、パイロット実施を行う
■体育館や授業で使われない教室など、放課後の学校施設を活用し、常設的な居場所を提供する
■授業終了後に一旦下校することなく直接参加ができ、夕方5時まで実施する
夏休みなど⻑期休業中は、朝8時30分から夕方5時まで実施する
■保護者の同意と事業趣旨を理解してもらうための参加登録制とする(料金は無料
となっています。

この事業は需要が高まる育成センターの受け入れ課題に対して、効果が問われます。高い効果が見込める、パイロット実施の内容となるよう要望しました。

昨年の視察先では「放課後の居場所事業はただの居場所ではなく、地域コミュニティーの活性化につながり、それが地域防犯力の強化となる」という職員の方のご意見が強く印象に残っています。子供の居場所づくり事業をただの居場所にしてはなりません。放課後の時間を活用し、子供たちへ様々な体験をさせる取り組みとしていく為には、各学校における地域の皆様のご協力も不可欠です。そして地域コミュニティーが醸成されることで、子供達が地域の大人達と顔見知りになり、地域防犯力が高まる期待があります。

そして何より、放課後の主役は誰でもない子供達です。子供達の声を汲み取り、子供のコミュニティーや自主性も大切にしていただきながら、効果的でより良いこどもの居場所づくり事業として進めていただくよう要望しました。

私が提案した事業が実現に向けて進んでいることを、大変嬉しく思っています。今後も引き続き頑張ります!

今日はここまで。続きは次回に書きます。