街頭演説で私が皆さんに伝えたいこと

街頭演説で私が皆さんに伝えたいこと

3月6日から毎日、西宮の市内各地で街頭演説を行いました。
以下、街頭演説の内容です。

西宮市は何度も『住みたい街ナンバー1』に選ばれた街です。
光栄である一方で、西宮市には皆さんの知らない課題がたくさんあります。

西宮市の待機児童の数は全国でワースト1になってしまいました。
待機児童の問題は働くお父さん、お母さんにとって死活問題です。
全国で高齢化が進む中、西宮市も例外ではありません。
『老老介護』『認認介護』『ダブルケア』など、様々な社会問題が加速化・深刻化します。
教育環境において、『いじめ』や『不登校』など認知件数が全国で増加傾向です。
こうした問題は子供の将来に大きな影響を及ぼすだけでなく、時に命を奪うこともあります。
みなさまの生活を苦しめるコロナウイルス。
コロナによって職を失った多くの方が、ハローワークに訪れています。
障害のある子供たちは地元の幼稚園や保育所、小学校に通いにくい現状が続いています。
障害のある子供たちが学校等に通うためのサポートが足りていません。

課題の話は尽きませんが、私が最も問題視しているのは公共施設の問題です。
市内にたくさんある公共施設をこのまま維持・更新し続けた場合、毎年毎年、年間平均で約254億円ものお金が出ていく可能性があります。このまま放置すれば、皆さんの生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。さらに子供達の将来に大きな負担となる可能性があります。こうならない為にも、行政サービスを低下させないよう工夫をしながら公共施設の縮減を進めるべきです。

西宮市の様々な課題を改善していく為には、財源が必要です。
しかし、西宮市の財政にゆとりがあるわけではありません。
西宮市の直近の経常収支比率は97.3%です。この経常収支比率とは、皆さんからお預かりした税金が、どの程度経常的な支出に当てられているかを示す指数です。70%〜80%くらいが理想とされる中、西宮市は極めて高い数値。これは西宮市の財政にゆとりがないことを示しています。
ゆとりのない財政が続くと
皆さまからのご要望にお応えすることが難しくなります。
課題の改善に必要な予算の確保が困難となります。
コロナの感染症対策にお金が回らなくなるかもしれません。
南海トラフ大地震に対する備えも出来なくなります。
『財政を健全化し、ゆとりある財政を作ること』こそ、西宮市で最も取り組むべきことです。

西宮市の財政を健全化する為には
西宮市の事業を改めて見直し、無駄なものがあれば減らしていく、あるいは無くしていく。
西宮市役所の人件費約350億円、特に残業代が他市に比べて突出して高い中で『西宮市役所働き方改革』を進めて事務の効率化・簡素化によって残業代を減らしていく。
西宮市が行なっている事業の中で、民間さんに頼めばコストは下がり、サービスは向上する取り組みがたくさんあります。こうした事業の民間移管・民間委託を行なっていく。
年間で毎年約254億円という大きなお金が出ていく可能性がある公共施設について、行政サービスを低下させないように上手に縮減していく。
そして我々日本維新の会が掲げる『身を切る改革』、議員報酬の削減。

こうしたことを1つ1つ行うことで、西宮市の財政は健全化し、ゆとりある財政が作れるようになります。財政が健全化すれば、皆さんのご要望や課題の改善などにお金が回せるようになります。

私は西宮市の財政を健全化して、もっと良い街西宮、もっと豊かな街西宮を作って参ります。
そして西宮市に住む子供さんや高齢者の皆さん、子育てをする皆さん、障害のある方々、西宮市の皆さんが豊かになれる西宮市を作って参ります。

どうか私がお話しした西宮市の様々な課題を心の隅に留めていただき、西宮市政への関心を高めていただければ幸いです。ご静聴、誠にありがとうございました。

浜口ひとし