昨日はなでしこホールで開催された「平成の百姓一揆」と題する、兵庫食べる通信リーグ代表理事の高橋博之さんの講演と懇親会に参加しました。農家や漁師、猟師など、国内における食の生産者は日本人口のわずか1.4%となっています。こうした中で、地方における生産者には様々な課題が存在する危機的状況にあります。一方で、私たちの生活では身近にコンビニやスーパーがいくつもあり、ものが溢れています。このギャップが、生産者の課題を問題として認識しにくくなっていると感じました。私も食への関心を高める取り組みについて多くの思いを持っており、昨日の高橋さんの講演ではこれからの活動に多くのヒントをいただきました。本当にありがとうございました。
前回の続きです。
以前の内容は以下のリンク先をご参照下さい。
【教育こども常任委員会】校舎建て替えに伴い、来年8月から尼崎養護学校へ仮移転を予定している西宮養護学校。しかし移転計画について保護者の皆様は不安を抱いています!①
今日は移転後の送迎対応や人的配置についてです。
以下、私の質疑内容と教育委員会の答弁です。
【はまぐち質疑】
現地から田近野町へ一時的に移転する。現地での送迎と田近野町への送迎では、場合によっては送迎負担が増加する可能性があると考える。市の考えと送迎に関わる予算対応について聞きたい。
【教育委員会答弁】
尼崎養護学校への仮移転時の通学については、今までより、時間がかかる子供が多くなります。子供の負担を減らし、授業に間に合うようにするためには、バスでの通学では対応できない子供もいると考えられることから、タクシーを増便して対応したいと考えております。
【はまぐち質疑】
一方で、遠隔地における嘱託・臨時職員の看護師の通勤が困難となることも課題となる可能性を危惧している。もし移転先のタクシーを増便しても看護師の配置が困難な場合、結果として保護者が送迎の負担を被る可能性もある。遠隔地における人的配置に問題はないのか?また問題に対する対応は検討しているのか?
【教育委員会答弁】
仮移転後の看護師などの配置については、対応すべき課題であると認識しております。仮移転後も支援体制が整えられるよう対応してまいります。また、通学体制について、保護者説明会や支援会議を通じて丁寧に説明してまいります。
11月25日号の市政ニュースでは西宮養護学校の看護師募集が行われています。しかし、ここには通勤先が明記されていません。この募集を見た多くの希望者は、西宮養護学校での勤務を想定して応募される可能性が高くなると考えます。来年8月までは確かに現在の場所での勤務ですが、8月以降は田近野町への勤務に変更となる為、通勤事情は大きく変化します。
移転先の通勤について、車による通勤以外の方は電車で仁川駅まで移動し、そこからバスまたは徒歩で尼崎養護学校まで通わなければなりません。グーグルマップで算出した徒歩での所要時間は26分でという結果でした。しかし西宮養護学校の場合は、最寄りの阪神久寿川駅から徒歩8分、阪急今津駅から11分となり、結果として移転先での通勤にかかる所要時間は大きく増えることとなります。この問題は看護師だけでなく、その他職員にも影響することから改善が必要です。来年2月には保護者への説明会も控えており、1月中旬までには送迎体制を確立しておく必要があります。この度の移転計画では、送迎の課題について多くの保護者が不信感を抱いていると伺っています。保護者による送迎が増えるなど送迎対応が今より悪化しないためにも、尼崎養護学校への移転後の人的配置について課題を整理し、必要な対策を早急に検討するよう要望しました。