娘の自転車デビュー。自転車に乗るまでの苦労話は多く聞きますが、最近ではストライダーや変身バイクなど、ペダルの無い自転車から乗り始めることでバランスを養い、自転車にすぐ乗れるようになると好評です。私もそれに肖って娘には変身バイクを買ってあげました。そろそろペダルを付けて練習をしようと、早速マンションの敷地内で練習開始と思いきや、ほぼ一発でペダルを踏みながら自転車に乗れるようになりました!恐るべし変身バイク。でも、自転車事故だけは本当に気をつけて欲しいですね。大事な命を失ってからでは手遅れです。交通ルールはしっかり守るよう、親として指導を徹底したいと思います。
前回の続きです。詳細はリンク先をご参照下さい。
【2018年9月一般質問】市内の市民体育館の利用状況と課題について①
【2018年9月一般質問】市内の市民体育館の利用状況と課題について②
【2018年9月一般質問】市内の市民体育館の利用状況と課題について③
【2018年9月一般質問】市内の市民体育館の利用状況と課題について④
今まで体育館が借りにくいとされる課題について、具体的な提案を書かせていただきました。こうした中で1点看過できないことがあります。それは現在進められている中央体育館の整備計画についてです。
整備計画では中央体育館に存在するいくつかの課題に沿って検討が進められてきましたが、その1つに中央体育館が借りにくいという問題がありました。しかし答弁を聞く限り、整備計画前の段階で私が先に提案した借りやすい環境への改善に関する具体的な検討は行われていないと感じます。
中央体育館の整備計画では約90億円を投じてメインアリーナだけでなくサブアリーナの建設も予定しています。当局の説明では、この整備によって使える枠が約2倍になり、課題は解消されるとしています。しかし、建設費用の額を考慮すれば、できる対策を講じた上で出すべき結論です。
また中央体育館の課題だけを解消しても、市内すべての体育館の課題の解消には結びつきません。平成28年3月に示された西宮中央運動公園及び中央体育館・陸上競技場等再整備基本構想では、新たな体育館のコンセプトとして『多様なスポーツ活動を「する」機会を提供し、「する」・「観る」「支える」スポーツのバランスの取れた利用しやすい運動施設を目指す』と記されています。「観る」スポーツへの取り組みには賛同しますが、その影響を受けて「する」スポーツを実施しようとした時に、地域の体育館が借りられない状況に陥ることは本末転倒です。
『私が提案した市内体育館全体の改善策を図った結果、現在の構想は過剰整備となる可能性もある。まず出来る対策によって課題の改善を図った上で、その結果を踏まえ、規模も含めた再精査を行うべき』という私の質疑に対して、石井市長は『ご提案をいただいた項目のうち、開館時間の延長など稼働率改善のために、効果が高く実現性の高いと思われる項目につきましては、早急に検討してまいります。再整備計画については、パブリックコメントの募集を終え、精査を行っているところであり、事業費の圧縮や適正な規模などについて検討を重ねてまいります。』と答弁しています。
私はこの度の整備計画を白紙にしろとまでは考えていません。老朽化に加えて様々な課題がある中で、必要な整備は実施すべきです。しかし、「する」スポーツの課題を解決しないまま、「観る」スポーツの取り組みを進めるようではコンセプトが活かされせん。出来る対策によって最大限に枠を増やし、希望件数の偏在を解消することで、より多くの市民やこどもたちが地域スポーツにかかわることが出来る環境を整えることは、構想計画を進める上での前提条件です。
問題はこれだけではありません。この夏は記録的な猛暑となりました。気象庁に気温や猛暑日について今後の推移を伺ったところ、長期的には気温も高くなり、猛暑日の日数が増える可能性が高いとのことです。もし今年のような猛暑日が今後長引いた場合、学校の体育館や市立体育館への空調の設置について検討する可能性もあります。1施設あたりの空調設置にかかる費用は概算で3500万円から5000万円とされており、すでに空調が設置された施設を除く小中学校の体育館と市立体育館約70箇所に空調を設置した場合の整備費用は数十億円規模となります。以上の内容を考慮すれば、予算を確保する上で新体育館の整備計画の最精査が必要になると私は考えます。
石井市長には西宮市民全体の公益に資するご判断を期待します。