【2018年9月一般質問】市内の市民体育館の利用状況と課題について②


息子も生まれて2ヶ月が経ちました。抱っこが大好きなようで、妻も私も腕が筋肉痛気味です。でも頼りになる娘がいろいろお世話を手伝ってくれます。健康に育ってくれて本当に感謝です。

前回の続きです。詳細はリンク先をご参照下さい。

【2018年9月一般質問】市内の市民体育館の利用状況と課題について①

以前の内容をまとめると
■「体育館が借りられないので改善してほしい」とのご市民相談を受けた
■体育館の利用については、先行予約→大会予約→抽選予約→先着予約の順で決定される
■平成29年度の利用状況では、中央体育館や浜甲子園体育館の先行及び大会予約の割合が50%を超えており、抽選や先着で予約ができる枠が極めて狭い状況にある
■分館は90%、中央体育館、甲武、北夙川が約75%から80%と高い利用状況となる一方で、一定の空き枠が存在する事実もある
となっています。

では、なぜ体育館が借りにくいというお声が聞こえてくるのかという疑問を解明するため、さらに調査を進めました。


上の資料③は、利用状況が75%以上となっている4つの施設を対象に、抽選予約の希望状況を調べた結果となります。一番左の青い棒グラフは4つの体育館の希望件数の平均を示しています。その横に4施設ごとの時間帯別希望件数をグラフ化していますが、赤い棒グラフは平均値を超えた時間帯となっています。表を見ると、希望が過度に集中する時間帯は体育館によって異なることがおわかりいただけます。


上の表は競技種目別に希望が多いものから順に並べたもの、グラフはその上位5項目の競技種目について年間希望件数を時間帯別にグラフ化したものです。

赤い棒グラフをみると、それぞれの競技によっても集中する時間帯が異なります。このような結果から
■クォーターテニスは高齢者世代
■バレーボールは主婦層世代と社会人世代
■バスケットボールとフットサルは社会人世代と若者世代
といったように、集中する時間帯からそれぞれの競技種目に関わる世代が推察されます。結果として、競技に関わる世代の生活時間が希望時間帯の偏りに大きく影響している可能性があり、こうした要因によって各体育間が借りにくい状況になっていると考えます。

では、この状況をどうやって改善すれば良いか。具体的な課題と必要な対応については、次回に書きます。今日はここまで。