今日は苦楽園にある三ツ豆珈琲さんで、子育てをする保護者の方とお話をしました。
このような小さなご意見は、行政課題の糸口となり得る貴重な情報です。
お話をお聞きした内容はとても貴重なご意見でしたので、市政に反映できるよう努めます。
前回の続きです。
詳細は以下のリンクをご参照ください。
前回の内容をまとめると
■公園に設置されたゴミ箱は過去7年間で103箇所、161基のゴミ箱を撤去してきた
■ごみ拾い等で拾ったゴミは事業系ごみであることから、家庭で捨てることは廃棄物処理法に違反する恐れがある
■公園のゴミ箱を撤去することで、公園でのごみ拾い活動に支障をきたす課題が新たに生じる
となっています。
そこで今回私が提案するのは、市内コンビニエンスストアを運営する各企業との地域連携協定を締結することで、公園のごみ箱に関する問題の解決を図る取り組みです。
下の地図はゴミ箱が設置された公園の位置と、市内各コンビニエンスストアの所在地を表したものです。
*公園は緑色で、各コンビニエンスストアは赤丸で、水色の円はコンビニエンスストア半径300mを示しています。
*半径300mについては、成人女性が1分間に徒歩で歩く距離を80mとする宅地建物取引業法の定めに基づき、徒歩5分以内で移動できる範囲を想定しました。
*公園やコンビニエンスストアが数も多い南部地域を中心に地図を作成しました。
ご覧いただけるとおわかりのように、市内多くの公園が水色の円におさまっています。こうした状況を踏まえると、公園で設置したごみ箱の代わりとして、各コンビニエンスストアに設置されたごみ箱を活用させていただくことで、日頃から地域で活動している個人や団体によるゴミ拾い活動で生じたごみの処理に関する問題を解決できるのではないかと考えます。
以下私の質疑と当局答弁内容です。
【はまぐち質問】
ゴミ箱が撤去された公園において、地域において日常より個別に行われているごみ拾い活動によって生じたゴミを処分する場所が失われることが懸念されることについて、市はどのような認識をお持ちか?
【当局答弁】
本来、公園に持ち込んだごみにつきましては、持ち込んだ本人が持ち帰り、家庭ごみとして処分するか、公園内のごみ箱に捨てることが、基本的な利用者のマナーでございます。したがいまして、ごみ箱の無い公園においても、利用者がごみを持ち帰ることを徹底するよう、マナーの啓発に努めてまいりたいと考えております。また、投棄されたごみを個人が自発的に清掃した場合のごみの処分について、その取り扱いを整理してまいります。
【はまぐち質問】
先の課題を踏まえ、市内コンビニエンスストアを運営する各企業と地域連携協定を締結することによって、公園のゴミ拾いで生じたゴミを各コンビニエンスストアで処分できるなど、地域活動の支援に対する協力体制の構築を検討してはどうか?
【当局答弁】
現在市では、市内約250箇所の公園で、地域団体等と公園清掃の委託契約を締結し、公園の維持管理に努めるとともに、地域団体等がボランティア活動の一環として、公園の清掃活動を行った場合、市が、集めたごみを処分する仕組みを設けております。このような中、ご提案の、コンビニエンスストア等の企業と連携したごみの処 分につきましては、ごみの量や内容によっては、ごみの分別や処分の費用が発生することが考えられるほか、ごみの処分に関する法的な取り扱いなどを整理 する必要がございます。市といたしましては、今後、企業側の考えも聞き取りながら、公園の維持管理上、有効な方策の一つとなるか、調査・研究してまいりたいと考えております。
今日はここまで。続きは次回に書きます。