先週の土曜日に樋之池公園で娘とごみ拾いを行いました。
拾っている途中で、市民の方からあたたかいお声もかけて頂きました。
ごみ拾い活動は私以上に毎日活動されている方々も多くいらっしゃいます。
このような方々の活動によって公園や公道は綺麗に保たれているので本当に感謝です。
今日から2月28日に行った一般質問の報告をさせていただきます。
まずは公園のゴミ箱についてです。
公園のゴミ箱問題は私が議員になって初めて取り組んだテーマの1つです。
過去の取組み内容については以下のリンクをご参照ください。
9月定例会 一般質問 【②公園について】
この時の質疑では
●公園に設置されたゴミ箱には生活ゴミを捨てられる問題がある
●公園のゴミ箱は分別が行われていない
●公園のゴミ箱のゴミ回収には平成27年度の予算として約3894万円が計上されており、多額の経費がかかっている
という課題を上げ、今後も地域住民の理解を踏まえながら積極的な公園のゴミ箱の撤去推進を要望しました。
市は地域住民の理解を得ながらゴミ箱の撤去を実施しており、私が一般質問を行った時点では、すでに市内46箇所の公園で75基のゴミ箱が撤去されていましたが、市の報告によればそこから平成29年2月末時点で57箇所の公園で86基のゴミ箱が新たに撤去されました。しかし市内にゴミ箱が設置された公園の数は249箇所となっており、未だ多くの公園にゴミ箱が設置された状況となっています。
撤去が進む一方で、新たな課題があります。それは日頃から地域で活動している個人や団体によるゴミ拾いによって生じたゴミの処分についてです。
ごみは生活系ごみと事業系ごみに大きくは区分されます。
生活系ごみは生活に伴い生じたごみをいい、事業系ゴミは事業活動によって生じたゴミをいいます。生活系ごみは家庭で燃やすごみ、燃やさないごみ等に分別され、市が実施する塵芥収集によって回収、ごみ処理場へ運ばれていきます。一方の事業系ごみは一般廃棄物と産業廃棄物とに分類され、委託された運搬業 許可業者、もしくは自己搬入によって、一般廃棄物は一般廃棄物処理施設へ、産業廃棄物は産業廃棄物処理施設へ運搬しなければなりません。
公園を利用する市民の方々の中には、コンビニ等で購入したお菓子や飲料、お弁当などを持ち込んで飲食をされる場合があります。この時点では生活に伴うごみとなるので、本来であればそのまま自宅に持ち帰って生活系ごみとして家庭で処分することが求められています。しかし一部マナーの悪い利用者が持ち込んだお菓子の袋や飲み干した空き缶、食べ終えた弁当の容器などを公園に投棄した場合、これらのものは所有者の手を離れることから、公園に生じたごみ、つまり事業系ごみとして扱われます。事業系ごみを生活系ごみとして家庭で処分することは廃棄物処理法に違反する恐れがあります。
公園のごみ箱を撤去する動きは今後も進めるべき取り組みですが、日頃から地域で活動している個人や団体によるゴミ拾い活動の支障とならないよう、今後はこうした新たな課題について対応を検討する必要があると考えます。
今日はここまで。続きは次回に書きます。