今日は西宮市立越木岩幼稚園の入園式でした。今年度は4歳児・5歳児合わせて37名の児童が入園します。元気いっぱいのこどもたちから、私もたくさんの元気をもらいました。新しいお友達をたくさん作って、幼稚園生活を楽しく過ごして欲しいです。改めてご入園誠におめでとうございました!
今年度は公立幼稚園のあり方に関する新たな方針が示されることとなっています。保育所同様に、子育てをする保護者の皆さまにとって幼稚園も重要な取り組みです。中には希望する幼稚園に通うことができなかった保護者もいらっしゃったかもしれません。このような不公平が生じないよう、保育・幼稚園全体の受け入れ実態を踏まえ、市は実施すべき役割を明確にしなければならないと感じています。ぜひ皆様のご意見をお待ちしております。
前回の続きとなります。詳細は以下のリンクをご参照下さい。
【2018年3月定例会】西宮市公共施設等総合管理計画の進捗と今後の具体的な取り組みについて①
前回の内容をまとめると
■市は平成24年に年間の維持管理費を今後5年間で10%以上削減、また施設総量(延床面積)を今後20年間で10%以上、今後50年間で20%以上縮減するという具体的な数値目標を掲げた
■10%削減目標に対する平成29年3月31日時点での進捗は、平成22年度末から比べて約3%の削減となっており、平成44年までに残り約7%の削減を実施しなければならない
となっています。
西宮市公共施設等総合管理計画によれば、公共施設等全体の更新等費用は今後50年間で約1兆2,676 億円と見込まれており、このまま施設等を維持し続けると平均で年間約 254 億円が必要とされています。このような状況を考慮すれば、掲げた数値目標に向かって最大限の努力で進めなければなりません。今後の進め方については「市営住宅をはじめ本庁舎周辺の公共施設などにおいて、施設の更新時にあわせた集約化や複合化などによる規模の適正化を進めるとともに、学校施設の複合化についても取り組みを進めていく」との答弁がありました。一方で「平成44年度までの中期目標である10%以上の縮減目標の達成は厳しい状況である。長期目標である平成74年度までの縮減目標20%は堅持しつつ、実情に即した中期目標の見直しと、長期目標を達成するための方策について検討を進めていきたい」という厳しい現状を訴えています。
行政サービスに必要な施設は整備しなければなりませんが、それは施設延床面積10%削減の目的に限りなく近づけることが前提であるべきです。答弁では「平成74年度までの縮減目標20%は堅持する」とありますが、先の目標である10%が達成されなければ、74年に向けた考え方は問題を先送りしていると解釈されてしまう恐れもあります。
私は過去の質疑において、学校施設を核とする施設集約への取り組みが円滑に進むための提案として、学校教室の活用に必要な基準を設ける必要性を訴えました。
【9月定例会・一般質問】学校教室の基準の作成について①
【9月定例会・一般質問】学校教室の基準の作成について②
規模は小さくても、学校施設に留守家庭児童育成センター施設や市民集会施設、図書館の分室機能を備えること等によって施設総量の削減が可能となります。学校施設以外の公共施設においても、利用の低い施設や民間でも代替が可能な施設に優先順位を設けた上で、縮小もしくは廃止を検討していかなければ、限りなく10%の目標に近づけることは困難であると考えます。
公共施設マネジメントを進めるにあたり、今後の検討に必要な課題や問題を整理し、公共施設マネジメントの進め方について議会でも議論が可能となるためにも、10%削減目標に向けた具体的な計画を示すよう要望しました。
今日はここまで。続きは次回に書きます。