【駅立ち】門戸厄神駅(3回目)&子育て・子育ち・ママの環境


本日は阪急門戸厄神駅にて駅立ちを行いました。
厳しい寒さの中、たくさんの方にチラシを受け取って頂きました。
受け取って頂いた皆様、本当にありがとうございました。

そして午後からはある方からご紹介頂いた幼児教育の有識者の方にお会いしてお話を伺いました。
その中で出たお話は

・こどもが自ら学びができる環境について
・お母さんの子育ての悩みに対応できる環境について
・小学校の教育環境について
・働くお母さんの環境について

私が西宮の子育て・子育ち・ママの環境についてどうやって発信すべきかをずっと考えていました。
しかし、今日のお話を通して随分整理が出来ました。
こどもが自ら学ぶ「子育ち環境」はとても重要だと、今子育て中である私は実感しています。
娘はものすごいスピードでいろんなものから学んでいます。そしてその1日1日の成長に携わる親の学びの環境でもあります。
子育ては確かに大変な作業ですが、環境を変えるだけで親としてとても素晴らしい経験になります。
そんな環境を整えることが大事であり、現状はその環境が不足していることで「少子化」という問題が進んでいると思います。

お母さんの子育てへの悩みは誰にも経験があると思います。
現代社会では核家族化が進み、ほとんどの家庭は子育ての全てをお母さん1人が担います。
つまりこどもとずっと向き合わなければならない状態になり、しかも孤独感を覚えます。
私は幸いなことに自営業という立場上、男として積極的に子育てに参加することが出来ます。
何度か娘と2人で半日を過ごしたことがありますが、もう何もできません。
トイレも一緒、ご飯も立ちながら、抱っこしながらなんていうのは当たり前。
その間に掃除、洗濯、食器洗いをしますがこどもは相手にされないと泣き始めます。
寝かせようにもぐずるとなかなか寝てくれません。1時間以上抱っこしながら寝かせつけた経験もあります。
ちょっと目を離すと危険な場面にヒヤッとするので片時も目が離せません。
そんな状態が毎日続くのが「子育て」です。

この経験をせずに安易に子育てを語り、考えるのは極めて問題です。
現実に行政のサービスや取り決めなど、多分この目線では考えていないだろうというものはいくつも存在ます。
そんな日々大変な毎日を送るお母さんの悩みや相談ができる環境は絶対に必要ですし、お母さんの意見が反映されなければならないと思います。

小学校に入ると、急にこどもの環境が変わってしまうというお話をお聞きしました。
そしてこの環境に戸惑うこどもたちも多いそうです。
こども自身から「今まで決め事は話し合いで決めてたのに、小学校ではなんでもじゃんけんなんだよ」と話があったそうです。
教育はちゃんとしたコンセプトを持つべきです。「どういう大人になって欲しいか」をちゃんと教育現場で共通認識すべきだと感じました。

そして働くお母さんについて。これは本当に悩んでいました。
確かに女性は男性にない素晴らしい能力を持っています。
そしてそれが社会にもたらす貢献は今後も重要だと考えています。
しかし、その環境は常にお母さんが社会に合わせたものになっている現状に疑問を感じます。
例えばこどもが熱を出して急に仕事を早退しなければならない場合、それでも帰ることを許されない、あるいは帰ってしまうと仕事ができなくなるという社会の考えはあってはならないと思います。病気をしたこどもが最も必要なのは、病院の先生でも薬でもなく大好きなお母さんが傍にいることです。私は「お母さんが社会に合わせる」のではなく「社会がお母さんに合わせる」環境が絶対に必要だと思います。
もちろん、生活の為に働かざるをえないお母さんもいます。
そんなお母さんがより子育てしやすい環境、例えば在宅ワークを官民連携で整備して家に居ながら働くお父さんのバックアップができる環境や、託児所が整備された企業を誘致してお母さんが働きやすい環境を整備するなどの取り組みは必要だと考えています。
この問題を考える上で、私は「少子化が引き起こすメリットとデメリット」について改めて調べてみました。
ネット上でいくつか調べていくと、大学の有識者などがこの件についていろいろ述べております。
その多くはメリットのことを多く書かれています。

・子供への教育や環境が手厚くなる
・親の経済的負担の軽減
・行政が負担する教育費の軽減により、その財政を高齢者関係に回せる
・若年層の失業率低下

上記の内容が「メリット」の欄に書かれていました。
私はこの内容にとても違和感を覚えています。
これは「メリット」なのかと。
多くの子育て家族は、本当ならもう一人欲しいけど経済的な理由や環境的な問題で諦めてしまう人が少なくないと感じています。
もし西宮が「子育ての街」であるならば、そう感じさせない行政の取り組みが必要であるはずです。

子育てをしている父親として、今後もこの重要性は発信していきます。
本日お話頂いた有識者の方に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。