白鹿記念酒造博物館


今日は朝から「白鹿記念酒造博物館」を見学に行ってきました。
こんなに近くにあるのに初めての来館です。
建物は酒造りの歴史的資料や貴重な当時の道具を展示する「酒蔵館」と歴史的美術品を展示している「記念館」に分かれております。

まずは「酒蔵館」へ。

品のある門をくぐり、カウンターでチケットを購入。
「酒蔵館」「記念館」両方入館出来て500円!安い!!
しかもご来館記念ボトル付き!なんと太っ腹!!

興奮のまま順路を進むと酒倉へ。中には当時使用されていたお酒造の備品や工具、当時の酒造りを再現した大きな模型、全国のおちょこなど見所が満載でした。

正直驚きました。もっと小ぶりなものとばかり思っていましたが、入ると想像以上に大きなミュージアムでかなり見ごたえあるものでしたね。

そして次に「記念館」へ。

現在は「秋季特別展 ~秋の章~」と題して、紅葉、名月、七草、そして鹿など秋にちなんだ作品を展示しております。こちらも想像以上に立派な美術館でした。今まで行かなかったのを非常に後悔するくらい素晴らしい展示品の数々でした。

その中の一点に江戸時代の白鹿の看板。
「宜春苑 長生自得千年寿 白鹿」という銘が打たれています。
「白鹿」の名には、350余年の昔から「自然の大いなる生命の気」と「日々の楽しみ」と「長寿の願い」が込められているそうです。
文献では上方(近畿)の清酒は江戸で大人気だっと記されています。
上方から江戸に運ばれたお酒は実に7割以上のシェアを誇ったそうです。こうした下り酒(上方から江戸へ送られた酒)によって江戸の市民は日々の楽しみと長寿を得ていたのでしょうね。

記念館の入口にはいろんな本があり、食に関連した本も置かれていたので時間の限り読んでみました。上方の清酒と江戸の料理はとても深い関係があるようですね。酒と食は共に時代を生きてきた言わば「夫婦」のようなものです。酒の発展に食は重要ですし、食の発展には必ず酒の存在があります。

こうした歴史を知ることはとても重要です。
見たことのない昔の生活を想像するという「ロマン」があるからです。
そして創業から繁栄、時には挫折や災害など膨大な「経験」があります。
この素晴らしい産業の歴史をもっと勉強して、西宮市の清酒産業及び食産業に貢献していきたいと強く思いました。

「記念館」は当然ですが写真撮影が禁止なので中の様子はお見せできません。「秋季特別展 ~秋の章~」は11月17日まで開催しております。素敵な展示品の数々、是非みなさんも足を運んで見てくださいね!
隣にある「白鹿クラシックス」のショップでは日本酒の試飲も行えるようです。こちらも是非ご覧下さい♪

◆白鹿記念酒造博物館
http://www.hakushika.co.jp/museum/

◆白鹿クラシックス
http://www.hakushika.co.jp/classic/