【2019年3月定例会 一般質問】夙川公園の桜の保存・再生について


最近座ることができるようになったのですが、時々後ろに転倒してしまい心配になったので、CMでお馴染み、蜂の転倒防止クッションを購入しました。装着後に目の前で後ろに転倒しましたが、見事後頭部をかばってくれました!良い買い物でした!


一般質問も終わり、週末は娘と久しぶりに樋之池公園のゴミ拾いへ。たくさんごみが落ちてました。
その後はブランコや縄跳びをして遊びました。遊んだ後は、私のお気に入りcafe ROOTSさんへ。ケーキもスムージーも大変美味しかったです!選挙前と一般質問が重なり、全く遊んであげられなかったので、とても喜んでくれました。


夜は阪神西宮駅北側にあるPub GALWAYさんでCoup de Coeurカルテットライブを観てきました。一般質問という大きな山も超えた後の、久しぶりの生ジャズに気分はすっかりリフレッシュできました!やっぱり音楽はいいですね。

今日から一般質問で私が質疑をさせていただいた内容についてご報告をさせていただきます。まず最初は夙川公園の桜の保存・再生についてです。

春になると桜が満開となり、街に彩りをもたらしてくれる夙川公園は、西宮市民はもちろん市街からも多くの観光客が訪れる観光資源です。この夙川公園の桜の木について、市民の方から「桜の保全は行っているのか」というご質問をいただいたことが、今回の一般質問で取り上げるきっかけとなりました。

財団法人国際交通安全学会が発行する『IATSS Review(イアッツ・レビュー)』に掲載された越沢明氏の投稿論文によると、1937年に完成した夙川公園は
①河川全体の公園化を実現し、周囲に良好な市街地が形成されたこと
②河川・公園・街路を一体化したリバーフロント・パークウェイであること
③都市計画税と受益者負担金を事業の財源としたこと
④1938年の大水害の被害を防止し、1995年の大震災後は復興計画で構想された防災帯のモデルとなったこと
など、優れた特徴を持つ西宮市で初の都市計画事業だと評価しています。

その後1949年には、辰馬夘一郎市長の考案によって1,000本の桜の若木が植樹され、桜博士と呼ばれる笹部新太郎氏によって管理・育成の指導が行われました。昭和40年には市民公募によって桜が市のシンボルに選ばれたほか、平成2年には夙川河川敷緑地が(財)日本さくらの会による「さくら名所100選」に選定されるなど、桜は西宮市にとって象徴的な存在です。


近年、この西宮市の象徴とされる桜に危機が迫っています。上の写真はナラタケモドキというキシメジ科ナラタケ属のキノコです。このキノコが3〜4年前から夙川公園で発見されています。このキノコは桜の木を枯らすだけでなく、たとえナラタケモドキを除去したとしても、土壌自体を、新たな土壌に取り替えなければ植樹も出来ません。今後状況が悪化すれば、今後の夙川公園の桜の保全に深刻な影響を及ぼす可能性もあることから、早急な対応が求められます。

現状の危機に対する認識と今後の対応に関する私の質疑に対して、市は「平成14年から幹の治療や根元の保護、土壌改良を行うなど「桜の名所再生事業」に取り組んでおりますが、4年前に桜を枯らす原因となる「ナラタケモドキ」を確認しています。夙川で確認され桜の被害状況は限定的なものにとどまっていますが、被害が拡大する恐れもあることから危機感を持って対策に取り組んでいます。今後は炭を原料とした資材や菌類による新たな土壌改良などの対策を予定としており、ボランティアグループの協力も得ながら、被害の拡大防止に取り組んでまいります。」と答弁しました。

奈良の吉野の桜はこのナラタケモドキの被害が甚大で、現在も対応に苦慮していると伺っています。今は軽微な被害でも、今後は被害が拡大する可能性も否定出来ません。夙川公園の桜は多くの方々を魅了する観光資源でもあり、西宮市のシンボルです。しっかりと対応するよう要望しました。

また、この保全事業は昨年から緑化基金の対象となっており、この基金のおかげで一般財源から支出していた桜の名所再生事業費は0円となっています。ナラタケモドキの危機やボランティアの方々の活動を広報し、緑化基金への寄付が安定化するよう取り組むことも重ねて要望しました。

今日はここまで。続きは次回に書きます。