今日は朝から山口町船坂のラテール養蜂園の見学に行ってきました。ここで取れたはちみつは非加熱・国産100%の西宮ハニーとして商品化されます。全て手作業で行われるので、生産できる量は少量です。現地で取れたてのはちみつを味見させていただきましたが、丁寧で優しく、大変美味しかったです。はちみつの行動範囲は約2㎞ですので、船坂の草花からつくられた西宮産のはちみつです。はちみつの生態系は他の食物にも影響を及ぼすことから、環境学習にも最適だと感じました。西宮市役所の屋上などで環境学習の一貫として実施することも有益だと思います。多くのこどもたちに見てもらいたいですね!貴重な機会をありがとうございました!
今日は阪急甲陽線西宮六甲線踏切の安全対策についてです。
阪急甲陽線と県道82号線が交わる西宮六甲線踏切は、過去より安全対策が課題となっています。
上の資料は問題となっている西宮六甲線踏切周辺の地図と、いくつかの角度から撮影した写真です。この踏切周辺では
■踏切横断中の車両が東西からの車に道を阻まれることによる踏切内での立ち往生
■右折待ちの後続車両が踏切遮断中に逆車線を走行する危険行為
■踏切を横断する南北の車両と、沿線沿いを東西に走る車両との接触事故の危険性やそれに伴う渋滞
■複雑な交通状況によって、通学路として利用できない状況
など、過去より深刻な課題が存在します。
西宮六甲線踏切問題について、県と市は踏切の安全性の確保と県道82号線の渋滞緩和対策を目的に、線路を地下化して踏切を廃止するための立体交差事業を過去にも検討していました。しかし、沿線住民による反対などによって平成21年12月に事業の休止が決定しており、以降は対策が全く行われていません。
このような中で、平成30年に西宮北有料道路の無料化がスタートし、片道の通行料250円が不要となりました。その後、兵庫県は西宮北有料道路の無料化後の交通状況について記者発表を行い、無料化後に交通量が増加している可能性があることを示唆しました。鷲林寺交差点北側の交通量が増えた場合、問題となっている六甲踏切の安全性がさらに脅かされることが大いに想定されます。さらに県道82号線の渋滞によってバス等公共交通期間の遅延が深刻化していることも考慮すれば、この問題における市民生活への影響は広がっている可能性もあり、具体的な改善が急がれます。
市に当該踏切の安全対策への具体的な取り組みを尋ねたところ、
「平面交差における踏切の安全対策としては、踏切の拡幅や歩道の設置だけでなく、踏切付近で輻輳している交通の分散を図るため、踏切南側の交差点の改良や周辺道路の整備などを一体的に行う必要があると考えております。 具体的な整備の内容としては、当該踏切と満池谷墓園前の水道路踏切の拡幅や、両踏切の前後の交差点の改良とあわせて、夙川学院跡地前の道路の拡幅による相互通行化や歩道の設置などを検討しており、現在、県の西宮土木事務所と連携しながら、道路や踏切の構造を検討するととともに、バスルートの見直しなどについて、阪急電鉄、公安委員会、阪神バスなどと協議を進めております。」
との答弁がありました。
市が示す取り組み内容は踏切の安全対策だけでなく、渋滞の緩和にも一定の効果が見込める可能性があると私は考えます。県道82号線における渋滞悪化の可能性がある以上、西宮六甲線踏切周辺の安全対策を可及的速やかに実施するよう要望しました。また対策後の環境の変化に不安を抱かれる方もいらっしゃるかと思います。地域のお声に耳を傾けながら、住民の不安を可能な限り軽減するよう重ねて要望しました。