【2018年9月一般質問】阪急苦楽園口駅前の自転車駐輪場が不足となる中、夙川公園内に通勤・通学目的で駐輪する自転車やバイクに対してしかるべき対応を行うべきです!


連休の2日目は、私の住むマンション前に越木岩のだんじりがやってきました。路上には大勢の方がだんじりの迫力に歓声をあげていました。娘もすっかりだんじりが好きになったようです。本当にかっこいいですね。だんじりに関わられた皆さん、本当にお疲れ様でした!

今日は『阪急苦楽園口駅周辺の駐輪場問題について』です。

私が市政報告の活動として早朝から阪急苦楽園口駅で駅立ちを行っていた際、
「苦楽園口駅付近の定期駐輪場を利用したいが、約2年待ちだと言われた。新しい駐輪場を整備してほしい」
「苦楽園口駅の傍にある夙川公園に、通勤・通学目的で長時間停めている自転車やバイクを毎日見かけるが、なぜ撤去しないのか」
という2つのご意見をいただきました。

阪急苦楽園口駅付近には、第1駐輪場と第2駐輪場の2施設があります。受け入れ台数は合計で424台となっており、うち定期利用の台数は220台、原付が60台となっています。一方で、予約待ちの人数は平成30年8月13日現在で132名となっていることから、阪急苦楽園口駅付近に必要とされる駐輪場が不足しているのは明らかです。

苦楽園口駅を利用する方のうち、自転車による通勤・通学を希望されている方については、駐輪場不足によって多くの方が止むを得ず徒歩などで駅まで通っているのが現状です。こうした中で、このような駐輪場の不足に不満をもつ一部の市民が、駅近くにある夙川公園の敷地に自転車やバイクを停めて通勤・通学をしていると推察します。公園を利用するにあたり、一時的な駐輪は禁止されていませんが、通勤・通学を目的とする長時間の駐輪は認めていません。徒歩などで駅に通っている駐輪場を利用できない多くの方々からすれば、通勤・通学を目的に公園へ駐輪する行為は不公平でしかありません。

以下、私の質疑と当局答弁です。

【はまぐち質疑】
公園敷地内に通勤・通学目的で駐輪する自転車や原付等をなくす為にも、問題となっている公園エリアを自転車等放置禁止区域に指定し、撤去も可能とすべきでは?

【当局答弁】
「自転車等の駐車秩序に関する条例」に基づき、鉄道駅周辺で自転車の駐車需要を一定以上満たす駐車場が整備されている地域においては、周辺の道路や広場など公共の場所を放置禁止区域として指定しております。今後、駅東側における自転車駐車場の整備を検討し、一定規模の自転車駐車場が開設できれば、夙川公園内にも放置禁止区域の指定を検討してまいりたいと考えております。

【はまぐち質疑】
根本的な問題として、阪急苦楽園口駅付近は必要な駐輪場が不足している現状が存在する。問題の解決に必要な駐輪場の整備について、市は現在どのような取り組みを行っているのか?

【当局答弁】
現在、駅東側の線路沿いの夙川公園内に自転車駐車場の整備が可能か、検討を進めているところでございます。今後、具体的な整備内容について検討を進め、これらの課題を整理し、クリアすることができれば、河川管理者である県等の関係機関と、自転車駐車場の整備に向けて協議・調整を行ってまいりたいと考えてりおります。

指摘した場所を放置禁止区域に指定する条件が、答弁にもあったように『鉄道駅周辺で自転車の駐車需要を一定以上満たす駐車場が整備されている地域』とするならば、駐輪場整備はしっかりと進めるべきです。答弁では夙川公園内の線路沿いにて新たな駐輪場整備の可能性を検討しているとの内容でした。答弁にもあった課題を踏まえ、駐輪場整備の検討を進めるよう要望しました。また駐輪場が整備されたのちは、問題となっていた場所を放置禁止区域に指定するよう重ねて要望しました。