間も無く台風21号が上陸、西宮市を直撃する恐れがあります。勢力がとても強い台風ですので、市民の皆様は市HPの台風情報などを確認しながら早めの行動をお願いします。
先週苦楽園市民集会所にて、コミュニティ交通に関する住民説明会がありました。
コミュニティバスの必要性は私も市政報告で書かせていただきました。
苦楽園地域では以前より高齢者の移動に関する課題について関心が高く、過去にコミュニティ交通に関するアンケートを実施しております。今回の説明会は、より多くの方にコミュニティ交通についてご認識を深めていただくことを目的に、都市局交通計画課がご説明に来て下さいました。
この説明会で私が感じたことは、コミュニティバスを運営するために必要な人員的負担や経費的負担に不安を抱いているという点です。
確かに、運営するにはそれなりの地域のご負担が発生しますし、利用者が少なければ運営費が赤字になる恐れがあります。ぐるっと生瀬はこうした不安について、様々な答えを持ち合わせた先進事例です。
コミュニティ交通がどのようなものか、わからない方のために市はぐるっと生瀬の取り組みを紹介した動画を作成しています。ご関心のある方はご覧ください。
現在ぐるっと生瀬を運行する地域の高齢化率は29.9%、一方の苦楽園地区は23.2%です。今後高齢化率は全市的に高くなることが明確となっています。
ぐるっと生瀬は検討から試験実施、本格運行まで約8年かかっています。この実績を考慮すると、仮に苦楽園地区で今からコミュニティバスの運行を検討したとしても、本格運行までに一定年数が必要です。
「今は大丈夫。」では、結果として間に合わない可能性もあります。ぜひ皆様の中で余裕をもった検討を行っていただきたいと思います。