今週火曜日に駅立ちを終了しました。多くの方に市政報告を受け取っていただきました。本当にありがとうございました!またポスティングも開始していますが、夏のポスティングは日中だと過酷なため、早朝から配布を行っています。しかし今年の夏は例年と比べて暑くなる時間が早く、なかなか大変な作業となっています。しかしながら、広報活動は議員の大事な職責の1つです。猛暑に負けないよう、しっかりと活動してまいります!
この度の6月補正予算のうち、阪神西宮駅に酒蔵ツーリズム推進のための情報発信拠点を設ける予算について、我が会派は「酒蔵ツーリズム推進事業にかかる情報発信拠点の運営に要する経費」の598万円を削除する修正案を提案しました。
修正案を提案した理由として
■都市型観光事業として阪急西宮北口駅構内に設置されていた「魅力発見ブースにしのみ屋」で、売上金のうち約34万円が不明金となったことが明らかとなった
■この問題を報告しないまま、約70万円の違約金を支払い阪急西宮北口駅構内の店舗を閉店した
■この件は昨年6月28日に西宮警察署へ通報し、被害届を提出しているが、未だ原因の特定には至っていない
■加えて案内所を起点にスポーツ施設などの紹介や甲子園球場周辺の商店などへの誘導と地域全体の活性化を目的としたこうしえん観光案内場についても、費用対効果の観点から閉鎖した
という過去の経緯があり、このような中で同様の事業を新たに進めようとすることに大きな疑問を感じています。
また、こうした酒蔵ツーリズム推進事業の効果について、平成28年度に18.6万人だった酒蔵地帯全体への年間来訪者を平成32年度には22万人に増やすとあります。しかし、このような増加の要因が拠点効果によるものかどうか検証は難しい上に、こうしえん観光案内場の失敗を見る限り事業の信頼性を全く感じません。
さらに酒蔵ツーリズム推進事業事業の実施場所は、阪神電鉄さんから無償で貸与されると聞いています。であるならば、酒蔵の推進事業は市ではなく酒造業者が資金を出して運営することが妥当ではないかと思います。
以上の理由から我が会派は修正案を提出しましたが、賛成19、反対20の僅差で否決となりました。
そこで我々はこの酒蔵ツーリズム推進事業を含む6月補正予算についても反対し、その他政新会(自民党系会派)や共産党なども加わり反対が21人となったため、6月補正予算は否決となりました。ちなみに補正予算が否決となったことは、市政始まって以来のことだそうです。
なお否決された補正予算は、我々が修正案を出した「酒蔵ツーリズム推進事業」などを削除した形で8月1日に再審議されることが既に決定しています。
議案はもっと精査し、丁寧に提案すべきです。酒蔵ツーリズム推進の修正案は19対20という僅差でした。このような結果を踏まえれば、補正予算への影響も考慮して事業を取り下げることも検討できたはずです。正直なところ、一連における当局の危機感は低いと感じざるを得ません。市民生活への影響を考えれば、この度の補正予算の否決という事態を二度と起こさないよう、しっかりと反省していただきたいと思います。