耐震化の実施が課題だった北夙川保育所について、平成30年度末で閉園となる苦楽園口幼稚園の跡地に移転・建て替えを実施することが決定しました!【教育こども常任委員会2018.7.03】

記録的な大雨が続いております。市民の皆様は、西宮市のHPにある緊急情報などを適時ご確認の上、余裕のある行動をお願いします。

西宮市HP

今回は市立保育所の耐震化についてです。

平成17年に成立した改正耐震改修促進法によって
■昭和56年以前の建物
■2階以上
■500㎡以上
の保育所については、耐震診断を行った上で、必要に応じて耐震補強を行うことが努力義務とされています。

本市の公立保育所では、調査の結果23園中13園について耐震化を実施する必要があります。これらの園について、市は平成24年度以降に建て替えや改修を実施してきましたが、北夙川・津門・今津文協・上之町の4施設で未だ対応が出来ていません

しかし、この度の委員会では松風町にある北夙川保育所について、平成30年度末で閉園となる苦楽園口幼稚園跡地(阪急苦楽園口駅南すぐ)を30年以上の期間で賃借し、移転・建て替えによって対応することが決定したとの報告がありました。移転後の保育定員は現状と同じ120名となります。


現地での建て替えも検討されましたが、開発事業等におけるまちづくりに関する条例によって、敷地内に駐車場スペースを新たに設ける必要があり、現在の規模を維持することが困難だったことから、この度の提案が採用されています。

今回の市の提案は
■実施が進まなかった耐震化の課題が解決できること
■保育所の場所が駅近くに整備されることで、利便性が向上されること
など、評価できると考えます。

一方で、北夙川保育所の跡地活用については現時点で未定となっております。待機児童の人数は年々悪化しており、こうした課題が改善できるよう、民間保育所の誘致を積極的に実施すべきだと考えます。また未だ対応の目処がたっていない残りの市立保育所についても、早急な対応が求められます。施設の安全確保を進めるよう、引き続き働きかけて参ります。