市長が退任届けを提出しました。安井小学校の改築工事について②


先ほど今村市長が平成30年2月20日をもって西宮市長を退任したい旨の退任願を議会に提出し、議長がそれを受理したとの報告を議会事務局より受けました。取り急ぎご報告まで。

前回に引き続き、安井小学校の改築工事についてご報告します。
以前の内容は過去のブログをご参照ください。

安井小学校の改築工事について①

委員会における私の質疑と当局の答弁は以下の通りです。

■工事期間中の運動場の安全対策について

【はまぐち質問】
既存の運動場の面積は5600㎡であるが、工事期間は3分の1以下となる可能性がある。昼休みや放課後における児童の安全対策について、市はどのような対応を行う予定か?

【当局答弁】
ご指摘のとおり、工期中の運動場は、現況の3割程度であるため、十分な広さは確保できていません。そのため、学校には、体育の授業、昼休みや放課後での遊び方などは工夫(例えば、高学年の遊ぶ時間帯と低学年の遊ぶ時間帯を分けるなど)いただき、また、必要に応じて、教育委員会では、体育の授業の際には、必要に応じて運動場の代替えなどを検討する必要があると考えています。

【はまぐち質問】
現状では昼休みや放課後の体育館利用は実施されていないと認識するが、工事期間中における体育館の解放も検討すべきと考えるが市の考えはどうか?

【当局答弁】
先ほどの回答のとおり、工期中の運動場は、現況の3割程度であるため、十分な広さは確保できていません。そのため、体育館解放の検討も必要ですが、児童が公道を渡るため、安全を十分確保できるかどうか、そのためにはどのような見守り体制が必要かなど検討が必要です。

■工事期間中のプール施設の利用について

【はまぐち質問】
改築工事中の平成33年度、34年度は、プールが利用できないと報告があった。春風小学校の改築工事の際にも、プールの利用が一時的に制限された事例がある。この件については上甲子園中学校のプールを併用することで対応ができないか質疑を行った。進捗はどのようになっているのか?

【当局回答】
春風小学校は、工事中1年間ですがプールが使用できません。そのため、徒歩で移動が可能な上甲子園中でのプール利用を具体的に学校間で進めているところです。

【はまぐち質問】
安井小学校についても、同様の対応を実施すべきと考えるが課題はあるのか?

【当局回答】
安井小学校についても、春風小学校と同様に、代替えプールを検討する必要があると考えています。しかしながら、徒歩圏内に小中学校がないため、移動がバス等の利用になると、時間がかかるため、時間割に支障が生じないか等という課題があります。

【はまぐち質問】
春風小学校と違い、周辺に対応出来る学校が存在しない。であるならば民間施設プールの活用についても検討を進めるべきと考えるが市の考えはどうか?

【当局回答】
ご指摘のとおり、安井小学校については、学校の近隣の「プールを有する民間施設」の利用も現在検討しているところです。今後、設計の段階で、具体的に検討していくことになります。

■留守家庭児童育成センターの整備について

【はまぐち質問】
今回の整備計画には、現在2施設となっている育成センターを5施設にするとある。一方で、現在大社小学校や苦楽園小学校など、入札不調によって整備の目処が立たない学校も存在する。安井小学校の育成センターでも、同様の問題は起こり得るのか?

【当局回答】
今回の整備事業では、校舎改築工事と育成センター新築工事を一体で発注するため、入札不調の可能性は少ないと考えております。

安井小学校の運動場は市内全小学校の中でも狭く、児童1人あたりの面積も今後児童数が増加することから減少傾向となる課題があります。今後は改修工事によって運動場面積が3分の1以下となる可能性があることから、体育館の活用は安全対策への期待はもちろん、児童の新たな遊び場の確保として効果的な手段と考えることから、学校への負担を配慮しながら検討するよう要望しました。

現在、春風小学校改修工事に伴うプール利用の課題については、私の提言に沿って上甲子園中学校など近隣の小・中学校のプールを活用することで話が進んでいることが確認できました。一方で安井小学校の場合は近くに学校施設がなく、仮に活用するとした場合バス等移動手段が課題となることがわかっています。安井小学校の周辺には徒歩圏内に民間プール施設があり、このような施設の活用も検討しながら、安井小学校のプール利用への課題に取り組むことも有効だと考えることから、検討を要望しました。

最後に育成センターについて、大社小学校や苦楽園小学校などで育成センターの入札不調が続いており、大きな課題となっています。安井小学校においてはその心配がないとのことですが、育成センターの課題は整備問題だけではありません。平成29年3月に報告された育成センター児童受け入れに関する将来推移では、平成34年までの間におよそ22の小学校で待機児童が発生するとあり、加えてこの推計には小学校高学年はもとより、市が進めている平成31年度までに保育施設の受け入れ定員を1,500人分増やす計画も加味されていません。つまり今後は学童保育の待機児童が推計以上発生する可能性も十分あり得ますさらに育成センター施設の整備地の不足、育成センターで児童を受け入れるために必要な人員の不足も課題です。これらの状況を考えると、今後も育成センター整備によって学童保育需要を受け入れ続けることは困難ではないかと考えます。この問題については次回3月定例会にて一般質問を行う予定です。日程は以下の通りです。

日時:平成30年2月28日(水) 午前10時から
場所:西宮市議会棟
*一般質問は傍聴が可能です。詳しくは西宮市議会HPをご覧ください。傍聴について⇨
*当日の内容はインターネット中継さくらFMでもお聞きいただけます。

前回に引き続き、1番目の発言となります。
市長は辞任されますが、市政は引き続き前に進みます。
西宮市の為になるよう、精一杯努めます。

以上、安井小学校の改築工事に関する報告でした。