今日はアミティホールで苦楽園中学校の第44回学習発表会・合唱コンクールが開催され、卒業生である私も見に行ってきました。途中委員会があった為、2年生の合奏までを聞いて一旦退席しましたが最後の吹奏楽による演奏には戻ることができました。去年まで小学生だった児童たちが、たった半年でここまで歌えるようになっていることにはいつも驚かされます。また美術部の児童たちが作成した会場を彩る大きな絵は、この発表会に欠かせない作品だったと思います。表彰式では受賞したクラスが歓喜の声をあげていましたが、私からみればどれも素晴らしい合唱でした。また吹奏楽部の演奏もいつも通り素晴らしいものでしたが、やはりコンクールの課題曲は思い入れもあり演奏の質が全く違ってました。3年生は舞台で演奏できる最後の機会だったのではないでしょうか。会場の盛り上がりも、指揮者である顧問の先生のハイテンションも、見ている私たちを楽しませてくれました。皆さん、本当にお疲れ様でした!
今回は決算分科会の報告ではなく、今日開かれた教育こども常任委員会で報告があった技能労務職が従事する業務の見直しについての内容を書きます。
まず政策局から技能労務職全体の方針が説明され、そのあとこども支援局、教育委員会それぞれの所管より説明がされました。技能労務職とは、一般職に属する地方公務員のうち、行政職(事務職)や技術職(専門職)に当たらない職種のことです。主な職種としては、運転手、用務員、警備、清掃、ゴミ収集、道路整備、調理員等が該当します。この技能労務職については以前より高額な給与が問題となっており、今村市長はこの技能労務職の給与適正化と採用中止をマニフェストに掲げて当選しました。ところが今村市長は就任後、この技能労務職について取り組んでいる様子が全く感じられませんでした。詳しい内容については、私が過去に書いたブログをご参照ください。
今村市長は公約を進める気が無いようです①
今村市長は公約を進める気が無いようです②
そして就任から3年半経った今日、やっと報告がありました。
市長が主張していた職種における今後の方針の概要は以下の通りです。
●公用車運転手→一定規模を直営で実施する必要がある
●清掃職員→一定規模については直営で実施する必要がある
●学校用務員→直営が必要である
●電話交換手→当面直営で実施する
●給食調理人→直営が必要だが非正規職員の活用を行う
以上のように、ほとんどが直営を維持する方針となりました。今年3月に可決された職員定数を増やす条例改定が当局から提案された際、澁谷祐介議員の代表質問での質疑に対して市長は「その必要最低限の体制についての合理的な分析を行い、適正で安定した行政サービスを責任を持って提供していく立場から、見直し作業を行ってきた。」と答弁していましたが、今日の報告を見る限り、何も取り組んでいないことが明確となりました。
全てにおいて削減や見直しが必要とは思っていません。ただし技能労務職の給与が民間や他の自治体と比較しても突出して高いことが問題だったわけですから、この点はしっかり検証すべきだと思います。
続きは次回に書きます。今日はここまで。