秋といえば芸術。今日はいくつかご案内です。
先週の土曜日にアミティホールで行われたポコアポコウインドアンサンブルの第20回定期演奏会を家族で見に行きました。Poco a Poco Wind Ensemble(ポコ ア ポコ ウインド アンサンブル)は1996年に結成された、兵庫県西宮市を中心に活動するアマチュア吹奏楽団で、苦楽園中学校吹奏楽部の先輩が所属しています。久々の生演奏で私も興奮しましたが、娘も初めての体験で体を踊らせながら聞いていました。小さなこどもを連れていけるのは大変嬉しいですね。次回の演奏会も楽しみにしています。ちなみに、現在パーカッションを募集中だそうです。ご興味のある方はHPをご参照下さい!
次は神楽町にあるWORLD TIMESさんで今日から開催された古賀陽子さんの個展「Several Worlds YOKO KOGA First Exhibition」を見に行ってきました。古賀さんは11月3日公開予定の『ゴッホ 最期の手紙』の作成に参加した画家の1人です。そしてこの作品をきっかけに、ファン・ゴッホの幻の作品《恋人たちのいるラングロワの橋》を、一部分のみ残った作品の断片やスケッチ、手紙などを手掛かりに復元する試みを世界で初めて行うプロジェクトに、画家として古賀さんが選ばれニュースなどに大きく取り上げられました。たまたま私もこのニュースを拝見して古賀さんのことを調べたときに、この個展の開催を知り今日伺った次第です。プロジェクトで復元された幻の作品は現在東京都美術館にありますが、個展では本作完成前に描いた試作品がご覧いただけます。(写真下)
古賀さんも在廊しており、プロジェクトのお話をたくさん聞くことができました。他の作品も大変素晴らしく、WORLD TIMESさんでカフェを楽しみながら観覧できる素敵な個展です。10月29日の日曜日まで開催されていますので、ご興味のある方は是非!
最後は松生町にあるTomodeviさん。海や自然をテーマに全てハンドメイドの雑貨店で、犬や猫などペット関連のグッズも販売しています。ここのオーナーさんは私の中学・高校の後輩さんになりますが、ヨットでは大先輩です。色彩や素材感が大好きで、過去に息子とお揃いのキーホルダーを作ってもらいました。お店にはマスコット犬のラフちゃんもいて癒し感も満点です!是非遊びに行ってみて下さいね!
以上、秋にちなんだあれこれご紹介でした!
前回の続きです。以前の内容は下記のリンクよりご確認ください。
【はまぐち質問】
教室の優先順位などがわかる一定の基準を設け、その基準に沿って教室の活用を進めていくべきだと考えるが、教育委員会の考えはどうか?
【当局答弁】
既存施設の有効活用は、公共施設マネジメントの大きな柱となる考え方です。特に学校施設は地域コミュニティの核となるべき施設であり、児童生徒数の減少により、教室を他の公共施設へ転用が可能な状況となった場合に、施設の有効活用を進めていくことは、教育委員会の方針としております。学校施設につきましては、学校教育法において、「学校教育上支障のない限り、学校の施設を社会教育その他公共のために、利用させることができる。」とされております。また、各学校は個別の教育課題があることから、どのような教室が必要かは学校ごとで判断されるべきであるため、一律に教室の優先順位をつけるなどの共通の基準を設けることは困難と考えております。しかしながら、学校教育上で支障のない範囲で施設の有効活用を図るためには、教室等の転用を学校と調整する際の指針を設けることが重要と考えております。そのためには、教室配置を考慮した学校運営上や施設管理上の問題などを整理しながら、検討する必要があり、今後、転用についての基本となる考え方を教育委員会の関係課によりまとめた後、校長会への説明等を行い、施設の有効活用を進めてまいります。
学校現場の校長のご意見は一定尊重すべきだと思います。教室の活用にあたっては、学校運営への支障を望むものではありません。しかし、市として、また教育委員会として教室活用に対する明確な方針は必ず持つべきです。必須教室を除いた教室に、待機児童が深刻化する学童保育や、日頃からご協力いただいている自治会等地域の皆様が集会できる施設を含めた上で、優先順位を検証していく作業を行わなければ施設集約はなかなか前には進みません。学校の教室を活用することで、働く保護者にとって必要な学童保育の定員が確保できます。さらに公共施設の集約によって何億、あるいは何十億という施設整備費が削減でき、新たな財源を生む期待が持てます。これは市が一体となって取り組むべき施策です。教室の活用が着実に前へ進むために必要な、実行力のある方針を策定するよう要望しました。
この話に関連する内容として、現在市は苦楽園小学校の運動場にある体育倉庫との合築によって第2育成センター施設を整備する計画を進めています。しかし施工業者を決める入札が7月28日、9月29日と2度に渡って不調になったとの報告がありました。これによって第2育成センターの30年度の開所は断念したとのことです。入札の不調が2回続いたことから、市は入札不調の原因を調査した上で、今後の対応について検討中です。
学童保育施設である苦楽園育成センターでは、過去数年にわたって待機児童が発生しています。平成29年3月の教育こども常任委員会で報告された留守家庭児童育成センターの将来推計によると、苦楽園小学校では施設を利用する児童数が平成29年度以降から増加傾向となる見通しになっています。本市では未就学児童の保育需要が年々増加しており、この推計を下回る可能性は極めて低いと考えます。
育成センターに預けられない事態は、働く保護者にとって死活問題です。市は第2育成センター整備が完了するまでの間、学校の教室を活用することで育成センターの待機児童を解消する緊急処置を検討すべきであると考えており、現在対応について検討いただいております。苦楽園小学校は児童数が増加傾向で余裕教室の確保は極めて困難な学校の1つですが、良い解決策を見出していただきたいです。
9月定例会一般質問の報告は以上になります。
次回は教育こども常任委員会決算分科会の内容について書きたいと思います。
今日はここまで。