今日は西宮市中央体育館で行われた手をつなぐ子らのつどいを観覧してきました。市内小・中学校の特別支援学級及び西宮養護学校に在籍する子どもたちによる運動会のような集いです。生憎の雨でしたが、たくさんの児童や保護者が楽しんでおられました。この歴史ある集いも今回で終了し、以降は地域による取り組みへとシフトします。インクルーシブ教育システムの構築は市が掲げる重要な取り組みの1つです。今後もしっかりと市へ提言して参ります。関係者の皆様、児童とその保護者の皆様、本当にお疲れ様でした!
今日は庁内印刷についてです。
前回の続きです。以前の内容は下記のリンクよりご確認ください。
印刷に関する課題と改善策について①
印刷に関する課題と改善策について②
印刷に関する課題と改善策について③
庁内印刷とは名前の通り市役所地下にある印刷機を用いて、専門職員によって印刷物を作成する事業です。各課の事務負担の軽減と効率化に資する目的によって設置されています。庁内印刷が引き受ける印刷物は、発行数の上限はありますが
●チラシやお知らせ類など1枚物の印刷物
●20ページから最大200ページまでの冊子
など比較的簡易とされる印刷物とされています。予算編成前に庁内各課に対して、次年度の印刷依頼計画を照会し、印刷料や時期を確認して各課に印刷が可能かどうかを決定・通知します。平成29年度の印刷計画ではチラシが999件、冊子が150件、紙折り179件を引き受けており、使用する用紙の数としてはA3換算で約400万枚となっています。
庁内印刷は事務負担の軽減と効率化という目的以外にも
■緊急に印刷が必要となった場合の機動的な対応
■作成期間の短い印刷物や修正などへの柔軟な対応
■震災など非常時の印刷対応
というメリットが存在することを、所管の総務課より説明を受けています。
庁内印刷に携わる職員数は印刷員2名、文書管理員1名、嘱託職員1名の計4名となっています。平成27年度の庁内印刷経費は、職員4名の人件費としておよそ2,618万円となっており、その他にも印刷関連 機器リース料、印刷関連 消耗品等 費用、庁内印刷に要する用紙代など、総額でおよそ3,581万円となっています。
では庁内印刷のコストは民間の印刷業者と比較してどの程度なのか検証をしてみました。前回の外部発注の時と同様に、大手印刷会社Aのサイトから比較見積りを行いました。平成27年度庁内印刷の印刷実績それぞれについて、費用を算出した結果が【資料E】となります。
民間業者による印刷費用の合計はおよそ1,663万円となりました。庁内印刷の印刷費は先程お伝えした庁内印刷経費およそ3,581万円となりますので、その差額はおよそ1,918万円となります。あくまで概算ではありますが、改めて詳細な比較を実施し、同じかそれに近い結果となった場合、庁内印刷の設置目的やメリットが印刷コストに見合うものとなるのか極めて疑問です。
今日はここまで。
続きは次回に書きます。