今日は市立越木岩幼稚園の第43回うんどうかいでした。
奇跡的に雨も降らず、今日まで準備をされた幼稚園関係者や保護者のみなさん、そしてうんどうかいを楽しみにしていた園児たちにとって嬉しい開催となりました。プログラムには恒例の園児1人1人が描いてくれた絵を貼っており、毎年違う作品を観れるのでいつも楽しみにしています。日頃から練習をした演技や競技はとても上手で可愛かったです。演技の途中で転んだお友達を気遣う園児の姿がとても印象的でした。うんどうかいの準備にあたっては多くの保護者や地域の方々のご支援があったことについて、うんどうかいの最後のご挨拶で園長先生から感謝を述べられていました。越木岩地域が一丸となってこの幼稚園を支えていることを実感した1日でした。無事開催できて良かったですね!みなさん、本当におつかれさまでした!
前回の続きです。以前の内容は下記のリンクよりご確認ください。
印刷に関する課題と改善策について①
印刷に関する課題と改善策について②
市の印刷物で改善すべきポイントは3つあります。
1つめのポイントは印刷物の精査です。
発行している印刷物は、本当に印刷の必要があるものか改めて検討するべきです。場合によってはデータによる閲覧で十分なものもあるはずです。さらに発行部数も再確認が必要です。予備は必要ですが、たくさん余らせては資源の無駄となります。特に市民向けの配布物や各施設に設置する印刷物は、どの程度持ち帰られているのか残数の確認も必要です。印刷物そのものや部数を減らすだけでも、印刷費用は削減が可能です。印刷物の精査を行うよう要望しました。
2つめのポイントは契約をまとめることです。
契約をまとめると、
●発注枚数が増えることで契約コストが下がる
●契約件数が減り、事務負担を軽減できる
というメリットが生まれます。
まとめて発注する具体的な効果を、実際の印刷物に沿ってご説明します。
各所管では封筒を発注しています。西宮市が年間で発注する封筒の枚数は、特殊なものも含めるとおよそ691万枚、年間の契約金額はおよそ3,650万円です。この中の角2型封筒について調査しました。角2型の封筒とはA4サイズの用紙がちょうど入る大きさの封筒で、皆さんにとっても見慣れた定型封筒です。今回は「材質がクラフト紙の角2封筒に1色刷りの印刷を施したもの」という条件で、庁内から現物を全て集めてみました。条件に合う封筒は全部で65件ありました。その一例を掲載したものが【資料C】です。
大半の封筒が写真にあるようなデザインとなっており、内容は大きくかわりません。
続いて【資料D】をご覧ください。
このグラフは65種類の封筒1枚あたりの契約単価と発行部数を示した表です。部数と単価にばらつきが見られることから、価格が統一されていないことがわかります。さらにインターネットに掲載された印刷業者を使って部数ごとの単価を調べたものが青線部分です。各所管で契約した封筒の大半が、インターネットの業者より高い単価となっています。
そこで市が各自で契約している65種類の封筒を発注してみました。こちらも先ほどと同様に、インターネットの印刷業者で自動見積もりによって算出した結果、総額はおよそ96万円となりました。まとめて発注すると1枚あたりの封筒の単価は7.64円にまで下がり、各所管による契約金額の総額より40%も安くなりました。
市が年間で契約している封筒の総金はおよそ3,650万円です。角2型のような一般的な封筒でも40%削減が可能なので、全ての封筒をまとめて契約すれば、さらに削減できる可能性もあります。印刷費用の削減を目的に、契約のまとめかたについて検討するよう要望しました。
最後のポイントはできるだけ多くの印刷業者に入札の参加を働きかけることです。
平成27年度の指名競争入札における市内業者の参加数は167件ですが、その半数以上がたった2業者による参加となっています。市が作成する一定の印刷物を市内の印刷業者に契約してもらうという考えは理解できます。しかし、それは少なくとも指名競争入札参加資格者名簿に登録された市内印刷業者すべてに対してあるべきものであり、このような状況は公平性が担保されているとは言い難い状況です。また入札の平均参加業者はおよそ5業者となっていますが、この参加数を増やすことで競争率を活性化させるだけでなく、入札の参加における偏差を解消できると考えます。公平性を担保し、競争を活性化させる入札となるよう改善を要望しました。また指名競争入札 参加資格者名簿への登録において、参加が可能でありながら未だ未登録の市内印刷業者についてもインターネット以外の効果的な参加を呼びかけ、契約の受注に公平な機会が与えられるよう改善も重ねて要望しました。
次回は庁内印刷について書きます。
今日はここまで。