今日は妻の誕生日でした。
年に1回だけ、この日は妻に美味しいものを食べさせたいと、お店選びには苦悩します。今回は地元樋之池で噂になっている中国料理Vel ROsier (ベルロオジエ)さん。噂通りの素晴らしいお店で、妻も大変喜んでくれました。娘からはサプライズでイヤリングのプレゼント。私からは苦楽園にある翠光園さんがアレンジした花束。2人で日頃の感謝を伝えました。お誕生日おめでとう。本当にいつもありがとう。
前回の続きです。以前の内容は下記のリンクよりご確認ください。
前回の話をまとめると
■契約先の大半が西宮市内の印刷業者であり、契約額はおよそ2億円、印刷費全体の68%である
■市内契約額およそ2億円のうち、その大半が限られた印刷業者との契約となっている
■印刷費全体の69%にあたるおよそ2億590万円が契約課によるもので、半分以上が指名競争入札によるものである
■市内・市外印刷業社における入札参加状況及び落札結果は市内印刷業者が70%近くとなっている。
となっています。
以上の内容を踏まえ、私の質問内容と市の答弁は以下の通りです。
【質問】
現行の印刷物における契約のあり方によって、限られた印刷業者に契約が集中し、恩恵を受けている結果となっており問題である。この状況を市はどのように考えているのか?また今後はこの状況を改善すべきと考えるが市の考えはどうか?
【当局答弁】
市における指名競争入札においては、「西宮市指名競争入札参加資格者名簿」の中から、業者を選定することになっております。平成27年度の名簿の「印刷」の業種には、市内業者18者、市外業者84者が登録されており、この中から広く公平に入札指名を行っております。受注総額の偏りは、先ほど申し上げた指名競争の結果として生じているものであり、市が意図的に特定業者に受注させようとしたものではありません。一方、予定価格が5万円以上20万円未満の場合、各所管課で、2者以上による見積合せをして業者を決定しております。契約課での競争入札と比較すると、少ない業者数で実施することが多く、過去の契約実績等から業者選定が固定的になっている傾向も見受けられますが、入札と同様、意図的に特定業者に受注させようとしたものではなく、各所管課においても、受注機会の均等には意を用いているところであります。
【質問】
今後の契約のあり方として、所管ごとに個別で契約している状況を改め、いくつかの契約を一定の金額にまとめた上で、契約課によって契約できる仕組みに改めるべきだと考えるがどうか?
【当局答弁】
各所管課で契約している印刷物は、内容や発注時期が多種多様であり、これらをまとめて発注することが、コスト削減や事務負担の軽減につながるか検討を要します。すでに、改ざん防止用紙や口座振替申込書など、課の枠組みを超えて取りまとめを行い、契約課で競争入札を実施しているものもあり、他のものでもまとめることで、コスト削減が図れるものがないか、今後、全庁的に調査・検討したいと考えております。あわせて、一括発注に適した印刷物がどのようなものか、業者へのヒアリングも実施したいと考えております。
【質問】
競争原理を活性させることも重要な取り組みである。入札に参加する業者の数を増やし、競争原理を活性化させる取り組みを行うべきと考えるが市の考えはどうか?
【当局答弁】
入札指名は、市内業者で競争性が確保できる場合は、市内業者育成の観点から市内業者を指名し、市内業者のみでは競争性が確保できない場合は、市外業者を含めて、広く指名しております。また、新聞や市政ニュース、電算帳票、地図、改ざん防止用紙等、印刷物の内容に応じて、適切かつ効率的に業務遂行できる事業者を選定し、幅広く指名しているところです。今後とも、案件ごとに指名業者の検討を行い、必要に応じて指名業者数を増やすなど、競争性が確保できるよう努めてまいります。
市の答弁では
■「西宮市指名競争入札参加資格者名簿」の中から業者を選定し、広く公平に入札指名を行っている
■各所管課では2者以上による見積合せをして業者を決定しており、各所管課においても、受注機会の均等には意を用いている
■すでに課の枠組みを超えて取りまとめを行い、契約課で競争入札を実施しているものもある。他のものでもまとめることで、コスト削減が図れるものがないか、業者へのヒアリングも実施しながら今後全庁的に調査・検討する
■案件ごとに指名業者の検討を行い、必要に応じて指名業者数を増やすなど、競争性が確保できるよう努めていく
となりました。
しかし、広く公平に行っているとは言い難い実態が実は存在します。また均等に意を用いた結果がこれなら、今行っている契約のあり方には大きな問題があると言わざるを得ない結果です。
詳しくは次回に書きます。
今日はここまで。