先週末の土曜日は私の母校、西宮市立苦楽園中学校の体育大会でした。
前日に雨が降ったせいで、市内の中学校は朝早くから準備に追われたことと思います。
そんな先生方の努力の甲斐あって、当日は素晴らしい秋晴れとなりました。
私の後輩にあたる吹奏楽部によるファンファーレが運動場いっぱいに響いたあと、吹奏楽のマーチングを先頭に生徒たちの行進が始まりました。生徒代表のことばや選手宣誓は希望に溢れた素晴らしいものでした。いつもながら大人顔負けのしっかりした内容に、ただ関心するばかりです。運動会の種目はどれも素晴らしかったのは言うまでもありませんが、特に関心したのは生徒会を中心とする生徒たちの動きです。その姿勢は、自分たちの力で運動会を成功させるんだという思いを強く感じました。全校生徒がとても楽しそうに運動会に参加している理由はここにあるのだと思いました。このような素晴らしい意識が持てるのも、学校長をはじめとする先生方が生徒の自主性を重んじ、支えているからこそだと感じました。後輩たちの一所懸命な姿を見ることができたことを大変嬉しく思います。
みなさん、本当にお疲れ様でした!
前回の続きです。以前の内容は下記のリンクよりご確認ください。
放課後等デイサービスの質について①
前回の話をまとめると
■放課後等デイサービスは急激に施設が増えたことにより、健全な経営の確立や質の低下への懸念が高まっている
■市は市内放課後等デイサービスに対してさまざまな質の向上に関する取組を行っている
■一方で、放課後等デイサービスを利用する一部の保護者から、質に対する不安の声も聞こえてくる
■市が実施する研修は、放課後等デイサービスを所管する兵庫県でも実施している
■西宮市児童通所支援事業所連絡会の定例会にはこども未来センターや北山学園の職員も参加している
となっています。
以上の内容を踏まえ、私の質問内容と市の答弁は以下の通りです。
【はまぐち】
兵庫県が実施している研修について市内放課後等デイサービス事業者の参加状況を市はどのように把握しているのか?また西宮市児童 通所支援 事業所連絡会の定例会で共有された情報は、西宮市内の放課後等デイサービス事業者や利用する児童のマッチングを行う基幹相談支援センター、指定相談 支援事業者の各窓口にどう反映されているのか?
【市答弁】
(前略)
今のところ、放課後等デイサービス事業所のこれらの研修への参加状況については、把握しておりませんが、今後は、県の研修内容や参加事業所を把握するとともに、事業所の要望等も聞きながら、市の実施する研修の内容を充実させてまいります。
市内の43の事業所が加入している任意の団体「西宮市児童通所支援事業所連絡会」の定例会では、厚生労働省が策定した放課後等デイサービス等に関するガイドラインの勉強会や、センターの医師等を助言者とした個別の事例に関する研修会を実施し、会員の質の向上に取り組んでいるところです。これまでは会員外の事業所への情報共有は行っておりませんでしたが、 センターの職員もこれらの研修の企画など中心的な役割を担っていることから、今後は、未加入の事業所の加入を促していくほか、未加入の事業所にも研修会等の案内やその内容について情報提供してまいります。
また、障害のある児童やその家族からの相談窓口となる基幹相談支援センターや指定相談支援事業者等に対しても、地域自立支援協議会相談支援部会において必要な情報を提供し、サービス利用希望者などから相談があった場合に、適切な療育支援につなぐことができるよう努めてまいります。
答弁では「放課後等デイサービスの事業所のこれらの参加状況については把握していない」とのことでした。放課後等デイサービスに従事する事業者やスタッフの方々の質の向上への意識を図る指数として、研修への参加実態を把握することは有効です。兵庫県で実施している研修も把握に努め、研修への参加に消極的な事業者に対しては、市からも参加を勧める働きかけをしていただくよう要望しました。
今回の質の問題について、障害の程度は児童よって様々ですし、その児童に合う療育も多様です。そのような中で、西宮児童通所支援事業所連絡会で協議されている療育に関する議論は、実践的な療育手法を情報共有し、各施設の療育効果を高めるとても貴重な取り組みです。ぜひ多くの事業所が参加し、議論を深めて療育の質を高めていただきたいと思います。そして重要なことは、ここに参加する職員の方々が、この連絡会で共有された情報を相談窓口等と共有し、児童と放課後等デイサービス施設とのマッチングの質向上に生かすことです。体制の強化を図るよう要望しました。また相談に来られる保護者の意見を各施設事業者に伝えることも重要です。利用者の意見を聴取し、保護者が求める質の把握にも努めるよう要望しました。
障害のある児童の保護者の方から、自分たち親が先立つことで、我が子がちゃんと生活していけるのかという不安の思いを良くお聞きします。障害のある児童の目標の1つに自立があり、その目的に沿った支援が求められます。児童の障害に応じた療育を実施することで、その効果は大きく変わります。昨日出来なかったことが今日出来たという結果は、障害のある児童にとって大変大きな一歩です。そんなこどもたちの為にも、放課後等デイサービスの療育の質は高めていくべきです。今後も放課後等デイサービスの質について取り組んで参ります。
次回は今後の待機児童対策あり方について書きます。
今日はここまで。