先週末は実家のある柏堂西町自治会の親睦会にお招きいただきました。
日頃から地域活動にご尽力いただいている方々とお話できる機会は大変貴重です。
自己紹介の場では「普段はゴミ捨ての時に挨拶をする程度しか交流ができません。このような親睦会はご近所の方と話す機会としてとても貴重です。」というご意見が複数ありました。自治会への加入が減る中で、地域の希薄化が課題となっています。このような親睦会は、地域の顔が見える大変重要な活動なのだと実感した次第です。他にも貴重なお話をたくさん頂戴しました。ご意見を市政に反映できるよう、しっかりと努めて参ります。
今日は障害のあるこどもたちの様々な環境の改善についてのうちの
③放課後等デイサービスの質についてです。
放課後等デイサービスとは、児童福祉法に基づき障害のある学齢期児童が学校の授業終了後や学校休業日に通う、療育機能・居場所機能を備えた福祉サービスです。障害のある児童の学童保育とも呼ばれています。急激に施設が増えたことによって健全な経営の確立や質の低下への懸念が高まる中、放課後等デイサービスについて、保護者や施設を運営する方からご意見をいただいております。
市はこれまで市内放課後等デイサービスにおける質の確保に努めており、内容としては
■こども未来センターが中核施設となり、専門的な援助や助言を行っている
■「脳科学から見た障害と支援のあり方」をテーマに事業向けの研修会を開催し、26事業所から55人が参加された
■事業所が参加する西宮児童 通所支援 事業所連絡会が年6回、未来センター職員が研修の企画等をおこなっている他、西宮市地域自立支援協議会のこども部会でワークショップを行っている
■平成29年より児童発達やデイ施設に心理療法士、スクールソーシャルワーカー、保育士、セラピスト等派遣を行うことで質の向上と量の確保を図る
など実施しております。
一方で放課後等デイサービスを利用する一部の保護者から、質に対する不安の声も聞こえてきます。このずれに対して、私は市の取り組みがうまく保護者の方々に伝わっていないのではと感じています。
放課後等デイサービスの質の向上にかかわる研修は、西宮市だけでなく放課後等デイサービスを所管する兵庫県でも実施しています。
また市内放課後等デイサービス43箇所の事業者によって、年6回程度開催されている西宮市児童通所支援事業所連絡会の定例会では、療育に関する情報を共有することで質の向上に努めており、この会にはこども未来センターや北山学園の職員も参加しています。
市が実施する研修以外の参加を把握することや、定例会で議論された療育の質に関する情報を共有することは、質の更なる向上に大変役立つと考えます。
続きは次回に書きます。
今日はここまで。