今年初めての台風がやってきましたね。お昼頃は結構な雨が降ったようですが、今日は教育こども常任委員会で1日中室内にいたので、雨が降っていることすら知りませんでした。
今日の委員会で最も大きな内容だったのが、私が平成28年3月の一般質問で提言を行った送迎保育ステーション事業について、実施の方向で計画を進めるとの報告があったことでした。
西宮市の待機児童は平成29年4月1日時点で323人となっており、3年連続で増加となりました。また待機児童数の定義に含まれない育休中の方を含めた入所保留者数も830人となり、こちらも4年連続で増加しています。待機児童は改善されないどころか、年々状況が悪化しています。市は保育定員を3年間で1500人増やす計画を進めていますが、初年度となる29年の目標定員260人に対して、目処がたったのは189人となっており目標に遠く及びません。これは保育需要の高い地域や市の中心部では、保育所用地として活用できる広さの土地が不足していることが大きな原因とされています。
そこで新たな手法として、旧高須東小学校跡地にパーク&ライド方式の保育施設を整備することに加えて、阪神西宮駅周辺に送迎保育ステーションと小規模保育施設を整備することが計画に盛り込まれました。
この送迎保育ステーション事業は1人でバスに乗れる3歳以上の児童を対象としたもので、駅近くに設置されたステーション(送迎するこどもを一旦預かる施設)に保護者が児童を預け、そのまま電車で仕事場へ向かうことが可能です。一方児童たちは保育士が搭乗した専用車両に乗って、旧高須東小学校跡地に整備予定の連携施設まで送迎します。お迎えもステーションで行えることから、保護者の送迎負担を軽減できるのがこの事業の大きな特徴です。
旧高須東小学校跡地に整備される認可保育所の定員は120名ですが、送迎保育ステーション事業の定員は30名となります。また送迎保育ステーションには小規模保育施設も併設されることから、0歳から2歳の兄弟がいる保護者にとっても便利な事業となるほか、一時預かりの実施も予定しています。
今後のスケジュールとしては平成29年度中に事業者を募集し、開発に伴う協議を行ったのち、平成30年に工事を着工、31年4月に事業を開始します。
今日の委員会では、この送迎保育ステーション事業について質疑を行いました。
続きは次回に書きたいと思います。