【民生常任委員会予算分科会】地域商業活性化対策事業について


GW2日目は市内で買い物をしたあと、西宮浜のaqua south coastさんへ。お茶をしながら100円ショップで買ったオモチャで娘と遊びました。この季節は気持ちいいですね。おかげでゆったりとした時間を過ごすことができました。晩御飯は日頃お世話になっている今津のイタリアレストランるこらるっこらさんへ。田中シェフは私もサービスで参加させていただいた熊本復興レストラン「ル・リアン」の中心メンバーの1人です。料理への高い意識はいつも刺激を受けており、お料理は言うまでもなく絶品でした!ちなみに、私はお店の味を知るために必ずアーリオ・オリオ・ペペロンチーノ(鷹の爪とにんにくのスパゲティ)を注文します。個人的に好きというのもありますが、オイル、塩、鷹の爪、にんにくというシンプルな料理はお店のこだわりがはっきり出ます。1つの商品に的を絞って食べ歩くのも外食を楽しむ方法の1つです。良かったら試してくださいね。両店とも素敵な時間をありがとうございました!

続いては地域商業活性化対策事業についてです。

この事業は市内中小事業及び商業団体の活動を支援し、また起業を目指す方の着実な創業を支援することが目的です。具体的な取り組みとして、各種セミナーや専門家派遣等の実施や、商業団体が実施する活性化等(例えばバル・イベントなど)に対して補助金を交付しています。確かに市内事業者への支援は必要ですが、事業がどのような効果をもたらしているのかを検証するために必要な材料が不足していると感じます。また、事業が一部事業者や商業団体に対してのみ恩恵を与えている可能性もあることから、公平性の観点から市内対象者全体への効果についても考慮すべきだと考えます。

以下質疑と当局答弁内容です。

【質問】
補助金制度として実施する地域商店街等活力向上事業補助金や西宮市商業団体活性化事業補助金については、総じて効果の検証が不十分であると認識している。市の考えはどうか?

【答弁】
補助事業については、継続的に事業者やグループとの訪問、面談等により、事業終了後の状況について把握するとともに、新たな課題やニーズの掘り起こしに努めている。このように、効果の検証を行っているが、数値による効果検証を行っておらず、今後、事業にあった検証方法について検討していく。

【質問】
事業の必要性を明確にするためには、成果の検証に必要な数値の把握や目標の設定、効果検証が重要だと認識するが市の考えはどうか?

【答弁】
効果検証については、現在、現地視察や聞き取り、アンケート等により、事業実施後の個店としての取り組む意欲や組織力の向上、今後のモチベーション等を把握している。事業の効果を検証するためには、数値による目標設定や効果検証が重要であることは認識しているが、実施については難しい面があるため、今後、その検証方法について検討していく。

これらの事業については、目的・効果・検証を明確にすることが重要です。決して事業の存続や補助金を支給することが目的化してはならないと考えます。また補助金はあくまで活動の支援として初期の立ち上げに対する補助であり、長期に渡って継続的に補助を行うこは趣旨と反します。例えばバル事業について、開催からすでに5年以上が経過していますがイベントを中止する団体も存在しており、一部商店からは継続の必要性に対して疑問の声も出ています。バルが商店にとって魅力ある事業であれば、補助金がなくても独自で開催するはずです。しかし逆に補助を受けなければ継続できない事業なら、それは多くの商業者にとって魅力のない事業であるとも言えます。市民の皆様から集められた大切な税金を活用しているわけですから、バル事業に限らず多くの事業でも同様の検証が必要です。

事業の成果が図れる数値の把握をおこなうこと、地域の声を参考に実施する補助事業の内容を見直すことを要望しました。

地域商業活性化対策事業については以上です。