今日で駅立ちが終了しました。天候にも恵まれ、気候も穏やかなので心地よく配布活動ができるのは嬉しいです。受け取って下さった皆様、本当にありがとうございました。この度配布をさせていただいた内容は以下のリンクでもご覧いただけます。宜しくお願いします。
続いてJR西宮駅南地区商業地活性化事業についてです。
JR西宮駅の南側にある商業施設「フレンテ西宮」は、JR西ノ宮駅南地区再開発事業の一環で目玉として建設された大型ショッピングセンターで、1994年に開業されました。フレンテ西宮や周辺マンションなどの管理・運営を行っているのが外郭団体の西宮都市管理株式会社ですが、この西宮都市管理株式会社に関する問題は過去のブログに記載しています。以下のリンクをご参照ください。
【質問】
フレンテ西宮の施設来場者数について、目標の設定はあるのか?また来場者数のカウントはどのような方法で行っているのか?
【答弁】
目標はあります。平成28年度の目標は都市管理(専門店)で248万人ですが、都市管理ではニトリ、コープについての目標が非公表のため把握しておりません。カウントの方法については、レジの利用件数によって集計しております。
【質問】
フレンテ西宮にニトリが参入したことによる施設来場者数の変化はどのようなものか?参入前、参入後の数値をお聞きしたい。
【答弁】
コープ、ニトリを除く来客数は平成20年9月にコープが撤退を表明したことで、専門店の撤退が相次ぎ平成20年度の年間来客数は2,044,842人でした。平成21年4月にコープが2階及び3階フロアから撤退、同年11月新たにニトリがコープの後に入ります。平成21度の来客数は1,783,839人でした。平成22年度は2,054,901人となり、直近の平成27年度来客数は2,440,530人となっております。
フレンテが活性されているかどうかを検証する目安の1つに、施設来客数を把握するという方法があります。答弁では平成27年の来客数がおよそ244万人とありますが、各店舗のレジによってカウントされた数字であれば重複した数字であることは明確であり、正確な来客数はこの数字よりも低い可能性があります。ただしフレンテではニトリやコープの数値が不明であることから、提示された数値よりも実数が多いのか少ないのかは不明です。今後はより正確な数値の把握を実施すべきだと考えます。また比較検証が可能となるよう、他の類似施設がどのような方法で把握しているのかを調査し、その形式に合わせることも重要です。今後は来場者数について有効な手法によって把握に努めるよう要望しました。
委員会のあと、いくつかの同様の民間施設に来客数の把握についてリサーチしました。あるでは施設すべての入り口にセンサーを設置してカウントを行っていました。最終的にカウント数を2で割ると1日の来客数が算出できることから、各店舗のレジによる算出よりも正確に把握ができます。
また別の施設はフレンテと同様にレジによる算出方法を実施していますが、他に駐車場台数やお買い物カードの利用実数等を勘案して、より正確な算出に努めているようでした。また一部の店舗では来客数を非公開とする契約を結んでいる実態もあるようで、こちらもフレンテ西宮と同様の結果でした。しかし、売り上げの報告は契約上義務となっていることから、客単価から来客数を算出しているとのことでした。
このような民間で実施されている手法を参考に、正確な来客数の把握に努め、今後の課題検証に役立てていただきたいと思います。
これで民生常任委員会の質疑報告を終わります。14回という長期の報告となりましたが、読んで下さりありがとうございました!