5月5日はこどもの日でした。街中では鯉のぼりをたくさん見かけました。
娘が時計に興味を持ち始めたので、こどもの日にちなんで腕時計をプレゼントしました。さんざん悩んで娘が選んだ時計が写真のデザイン。うん、よく似合ってます。
続いてはエココミュニティ会議活動補助金についてです。
エココミュニティ会議は地域に根ざした環境まちづくりの推進を図るための場で、各地域の環境特性に応じた課題を話し合い、地域の様々な団体が連携することによってその解決を目指します。また、活動には大人から子どもまでの幅広い世代に参加を呼びかけエココミュニティ会議の場を通じて、地域づくりを担う次世代の育成も目的の1つとして掲げています。現在、エココミュニティ会議は市内21地区で発足しています。地域課題に応じて様々な取り組みを行っており、その内容はごみ減量から防災、地域の歴史・文化の継承まで様々なものがあります。しかしエココミュニティ会議は活動の活発さなどで地域によって大きなばらつきが出ており、活動が停滞している地域もあることが課題となっています。
以下質疑と当局答弁内容です。
【質問】
今後の取り組み内容には「パートナーシップ会議を中心に行う新環境計画の改定において、今後さらに強化される地域の環境活動やエココミュニティ会議のあり方についての議論がなされる予定であるため、その中でコミュニティ会議そのものの位置付けや区割り、補助金などについても一定の方向性を示す」とある。議論の課題と方向性について、市はどのような考えをお持ちか?
【答弁】
エココミュニティ会議は、地域で特定の活動をするための新たな地域組織ではなく、『地域の様々な人たちが集まって、環境を切り口として地域づくりについて話し合い、活動する場』となっております。西宮市環境衛生協議会をはじめとして、青愛協、PTA協議会、地域の事業者など様々な立場の方々が関わっておられ、現在21地区となっております。
市としましては、地域の人々が互いに関わり、学びあうことで個人が成長し、そして、そのことが地域環境を良くして行くことを目指しており、現状は地域の環境問題を考える上でも大変、重要で価値のある会議であると考えております。委員ご質問の今後のエココミュニティ会議につきましては、30年度を目処に改定する新環境計画において、有識者や市民の代表の方々のご意見を参考に、今後のあり方や位置づけについて、検討をしたいと考えております。市全体の政策に関わることではありますが、仮に様々な地域課題を解決する地域コミュニティの仕組みが出来た場合は、エココミュニティ会議は、発展的に解消するべきと考えておりまして、他の地域活動団体の所管課とも連携をとりながら調査し、議論を深めて参りたいと考えております。
【質問】
副市長にお尋ねする。昨今では自治会の担い手不足が深刻化する中、複数の地域団体を兼務する方が増えるなど、市民への負担が問題視されている。このような地域課題の解決策として、エココミュニティ会議も含め、地域活動団体を横串したような連携組織「まちづくり協議会」を新たな受け皿として創設・育成を図るといった考えはないのか?
【副市長答弁】
地域のコミュニティの担い手が、高齢化等によって弱体化しつつあることはご指摘を受けております。大きな問題として、組織が縦割りの中で同じ方がいろんな役職を兼務している実態があり、負担が大きくなっていることは市も十分把握しています。今後はできるだけ負担をかけないような形を取らなければ、益々地域コミュニティが弱体化する恐れがあると考えておりますので、全体の中で整理していきたいと考えております。
エココミュニティ会議が過去の取り組みによって多くの成果を上げていることは理解できます。一方で地域では活動に参加する方が年々減少傾向にあり、複数の役を兼務するなど、その負担が市民の方々に及んでいる問題もあります。今後はエココミュニティ会議の役割を集約する受け皿を創設・育成する形で負担の軽減を図った上で、エココミュニティ会議を廃止する方向で検討するよう要望しました。
エココミュニティ会議活動補助金については以上です。