娘にもちゃんとサンタさんがやってきて、今年も我が家のクリスマスイベントは無事終了しました。そして昨日は家族が大好きな亀すしさんへ。お店の人から親切にされて、娘は充実したクリスマスを過ごせました。早いもので今年も残り1週間を切りましたね。2016年終盤もしっかり活動致します。
今村市長が選挙で勝利した要因とされるさまざまな強いメッセージ。公約はその中でも新しい市長を選ぶ重要な要素です。この公約に書かれていた「市長に当選したら実行すること」を簡単に説明すると
・暴走を食い止める→アサヒビール工場跡地の大型事業を白紙撤回
・市役所を正常化→公務員労組の圧力を排除、公正でスリムで効率的な行政運営
・重点施策を実行→①救急医療・小児医療の充実、高齢者在宅医療の実現②文教都市に相応しい教育の実現、こどもに育ちの良い環境の提供③豪雨・津波等災害対策の強化
・さらに細かな施策を実行→キメの細かい機動的な政策の実行
となっています。
「暴走を食い止める」部分については、結果的に「県市統合病院の候補地の一つ」として「5年間で実現しない場合は元所有者へ買い戻しを実施すること」を条件に購入を実施しました。
そして本題が「市役所を正常化」の部分です。
ここには以下の内容が記載されています。
・西宮市の経済収支比率は95.1%であり、自由に使える財源は5%以下である
*経済収支比率とは使える財源に対して、必ず出て行く経費の割合
・この問題を解決するためには「優先順位の低い事業をカット」すること、332億円(年間予算のおよそ1/5)を占める人件費の削減が重要
さらに重要なのが【技能労務職の給与適正化・採用中止】の部分です。
ここでは「公用車運転手、清掃職員、学校用務員、電話交換手、給食調理人など、技能労務職の給与は、民間同業種の倍近く、国と比較しても1.38倍となり全国屈指の高水準です。(中略)西宮市では全国と逆行し、長年凍結されてきた技能労務職採用が、現市長から再開されました。給食調理員に続き、清掃職員も採用が再開されています。技能労務職1人の生涯賃金は2億円以上。いまいまの人件費だけの問題ではないのです。(中略)20年以上続いた市職員出身の市長では絶対にできないのが、この「市役所改革」なのです。」と書かれています。
未だ解決されていない本市の課題を解決するためには、その課題に必要な事業を実行するための新たな財源が必要であり、改善すべき問題です。私も今年3月の定例会では【安全・高品質・底コストな学校給食について】という質問を行いました。
ここでは学校給食業務を民間へ移管し、嘱託職員の整理を実施すべきだと提案しました。
これ対して市は「給食調理体制の見直しについては、施政方針で市長も申し上げたように、現在の職員の退職不補充により業務を縮小するもの、携わっている業務の中でコアとなる部分は市の直営とし、それ以外の部分については委託を進めることにより委託を拡大し、市の直営を縮小するもの、現段階では方針を示すことが難しいものという区分で整理を行っている」という回答があり、具体的な中身は示されていません。
しかし今村市長はあろうことか、自ら痛烈に批判していた清掃職員の採用を再開しました。募集内容は以下の内容で今年の10月25日付けの市政ニュースに記載されました。しかも議会に対して詳細な説明もなく、突然この話が飛び込んできました。
こうした動きは、まさに逆行している行為と言わざるを得ません。批判していた前市長といったい何が違うのでしょうか。すべての採用を中止しろとは言いません。しかし新たに採用を実施するのであれば、市長が施策方針で述べた「整理への明確な方針」を前提に進めるべきです。
次回はこうした流れを踏まえ、前回12月定例会で行われた澁谷議員の質疑内容に触れたいと思います。今日はこれまで。