もうすぐクリスマスですね。娘がソワソワしています。
メディアでは今日も市長の問題発言について取り上げられていましたね。コメンテーターの多くは「政治家のメッセージが窮屈でいいのか」「俺もやっていた。問題ないんじゃないか」などいろいろな意見がありました。コメンテーターの方々は、自分が住む街の市長が同じことを言っても同じ考えになるんでしょうか。この問題を真剣に考えるべき立場にあるのは誰よりも西宮市民だということです。私も限られた情報によって決断したことを後悔している有権者の1人です。西宮市民の皆様は多くの情報からご判断ください。
それよりも、同じ番組でコメンテーターが話された「今村市長は改革を進めている市長でもあり。。」という内容に危機感を持ちます。今までの西宮市から具体的にどこが変わったのか、根拠を示さないままイメージだけで述べた感想だと感じます。
今村市長は4期16年の西宮市議会議員を経て、平成26年に行われた市長選挙に立候補しました。その際、市民の皆様に選挙公約として配布されたのが今村岳司の政策(マニフェスト)です。クリックをするとマニフェストの内容が全て確認できます。
このマニフェストの評価について、彼はマニフェストの中でこう語っています。
「西宮中を歩き回って、みんなが西宮に対して思っていることを聞いて回りました。涙ながらに怒っていた人に、優しく微笑みながら語ってくれた人に、日本最高峰の叡智をくれた人。みんなの愛を丁寧に紡いで、私の技術で政策に織りあげました。この政策は、みんなと私の、西宮への愛の結晶です。」
そして平成26年4月20日、59,576票を獲得して第13代西宮市長に選ばれます。
このマニフェストは第9回マニフェスト大賞の優秀賞にも選ばれました。
しかし市長はこの公約に掲げた改革を進める気配がまったくありません。
過去に同会派の澁谷議員が行ったマニフェストの進捗に関する質問に対して、市長は「マニフェストに掲げた66項目中60以上、9割以上で、なんらかの形で十分進んでいる。残りの項目についても鋭意、取り組んでいる。方向性は何も変わっていない。」と回答、自身のブログにはマニフェストの進捗をひっそり掲載しています。進捗を拝見する限り、90%が進んでいるという表現は極めて受け入れがたい内容です。さらに川村議員の質問では、大賞まで頂いたマニフェストを「パンフレット」と呼び、もはや愛の結晶と呼んでいた面影は全くありません。
ちなみに、このマニフェストは以前市長のHPに掲載されていましたが、結構前に削除されました。市長へ投票をされた皆様は今一度、市長が選挙当時に何を我々に訴えていたのかご確認いただく良い機会だとおもいます。
12月定例会に行われた澁谷議員の質問「市長マニフェストと、生活系ごみ収集業務について示された方針の矛盾を踏まえ、行政改革について」について、次回また書きたいとおもいます。