先週25日のお話ではありますが、第48回西宮市青少年健全育成のつどいに参加させていただきました。各地区の青少年愛護協議会会員として、永年にわたり青少年の健全育成にご尽力され、多大な功績をあげられた32名の功労者に対して表彰式が行われました。受賞された皆様、本当におめでとうございます。
また土曜日には市立越木岩幼稚園で「こしきいわ作品展」を観に行ってきました。こどもたちやPTAの皆様が作った様々な作品を展示していました。写真は作品の一部ですが、アイデアあふれる作品がたくさん展示されており、楽しく拝見させていただきました。みんな一生懸命作っていたんでしょうね。芸術の秋にふさわしい素晴らしい作品展でした。ご準備などに関わられた職員の皆様やPTAの皆様、本当にお疲れさまでした!
前回の続きとなります。以前の内容については以下のリンクをご参照下さい。
【平成28年9月 決算特別委員会 民生分科会】コミュニティ推進事業について①
委員会での質問と答弁は以下のような内容です。
【はまぐち質問】
「宮っ子」の冊子は市内全戸への配布を目的として作成されているが、実際には全戸配布は実現できていないと認識する。その要因とは何か?また今後も全戸配布の実効性は厳しいと認識するが市のお考えはどうか?
【当局回答】
「宮っ子」配布は主に自治会に依頼しておりますが、配布ボランティアの高齢化及び人員不足が大きな要因であると認識しております。「宮っ子」の冊子が重いことも配布ボランティア不足につながっていると思われます。全戸配布の実現につきましては、コミュニティ協会でも課題であると認識しておりますが、現実的に困難な課題であると考えております。実現可能性及び今後も全戸配布を目指していくかにつきましては、市と協会とで検討を進めてまいります。
【はまぐち質問】
「宮っ子」の冊子を作成し配布することがコミュニティの推進であるという事業目的を考慮すれば、西宮市全体の活動に対してではなく、地域ごとの活動に対する働きかけや支援を強めることが重要だと考えるが、市はどのようにお考えか?
【当局回答】
「宮っ子」の取材や原稿作成、配布については地域ごとに実施されておりますが、編集方針や全体の運営につきましては、全地域の編集員が出席するコミュニティ協会広報部会にて協議しております。市民協働推進課は、事務局として、地域の編集員の皆さん、全体の広報部会へのサポートを行っております。平成24年度の実施した市民意識調査の結果によると、地域の情報が得られる記事がよく読まれておりますが、今後の誌面のあり方につきましては、読者のニーズも把握しながら協会と共に検討を進めていきたいと考えております。
【はまぐち質問】
冊子の配布目的と、持続可能な配布、さらに費用の問題も考慮すれば、「宮っ子」の冊子を全戸に配布という考え方にこだわらずを改め、新たな考え方や枠組みによってコミュニティ推進事業を実施すべきだと考えるがどうか?
【当局回答】
全戸配布が実現していない現状で、配布されていない方への対応といたしまして、コミュニティ協会のホームページに「宮っ子」のPDF版を掲載しております。また、図書館、公民館など市内の公共施設に配布しているほか、地域によっては銀行や郵便局にも設置をお願いしており、そこで閲覧できるようになっております。今後も読者の利用実態に沿った、未配布世帯への対応を行っていきたいと考えております。
「宮っ子」の冊子は長年に渡り地域の情報を伝える重要な情報誌として活動されてきた実績は大いに評価するものであり、今後もその情報の重要性を考慮すれば継続すべき事業です。「宮っ子」は全戸配布という理念のもとで活動を行う一方で、記事の作成・編集を行う後継者や配布を行う人員の不足によって、継続性・実効性共に危ぶまれていると感じています。
「宮っ子」には全市版と25の支部が作成する地域版に分かれていますが、コミュニティの推進を目的とするならば、今後は地域版を主体とした活動に変えていくという考え方もあります。予算や編集方法などある一定の権限を支部へ移行し、より地域性の高い情報を掲載することで読者が増え、地域性が強まることで地域の商店等から広告の依頼がくることも期待できると考えます。また地域へ配布や発行期間、発行部数も一任することで、費用も抑えられるだけでなく活動への関心も高まる期待が持てます。
全戸配布という目的がコミュニティの推進という事業目的の趣旨にも沿わないという考えもあることから、全戸配布という考えを改め、代わりに地域性を強めた活動によって地域の冊子として読み愛されるような効果的で持続可能な事業となるために、コミュニティ協会へ改善を提案するよう要望しました。
引き続き「宮っ子」が地域に愛される冊子となるよう取り組んで参ります。