今日は所属会派の議員全員参加による29年度予算要望の最終確認作業を行いました。各議員の政策提案や予算要望の進捗内容を分担で確認した上で、削除や修正、新たな政策等を加えながら完成させるという年に一度の大仕事です。65ページにもおよぶ要望書を隅まで読み上げて意見を交わし、会派の総意として研ぎ澄ましていく大事な作業です。5時間半掛けて、最終の修正段階まで進みました。完成まであと少し。頑張ります。
今日は作業が終わったあとに、息子と2人で映画を観に行きました。
「君の名は」というアニメです。宮崎駿監督の『風立ちぬ』の120億円2000万円を超え、『崖の上のポニョ』の155億円に次ぐ邦画アニメーション歴代5位となったそうです。確かにストーリーも画力も素晴らしかったですね。一緒に行った息子も満足だったようです。映画を見た後は西宮北口にあるレギューム (Les Legumes)さんで晩御飯をいただきました。お店がおしゃれすぎてソワソワしてたり、お料理の美味しさに驚愕したりと、息子のリアクションで私はお腹いっぱいになりました。映画もレストランも両方素敵なので是非!
一般質問3つ目の項目は学童保育における待機児童解消と高学年の受入れ問題についてです。
学童保育は働く保護者の為に、放課後から原則午後5時までの間に児童を預かる保育事業で、西宮市内全ての小学校に設置されており、主に学校敷地内の育成センター専用施設で実施しています。しかし、西宮市では学童保育の待機児童問題や小学4年生以上の高学年の受入れ問題など、解決しなければならない課題が存在します。
西宮市では、今まで受入れ対象となっていたのは小学校1年生から3年生、障害のある児童については6年生までとなっており、小学校4年生以上の児童は学童保育へ預け入れが出来ませんでした。平成27年度からは児童福祉法の改正により全国一律に高学年児童も受入れ対象となっています。平成27年1月に市が実施した育成センター利用者アンケート集計結果にて全体の88%が小学4年生以上の高学年も受入れを実施して欲しいとの回答も出ております。市は平成27年度から夏休みの期間のうち、8月からの1ヶ月間について小学4年生の受入れを、鳴尾、西宮浜の2施設でモデル実施として行いました。さらに今年度は、上甲子園、鳴尾、高須、西宮浜の4育成センターで4年生を通年で受け入れています。しかし対象となる児童は過去に育成センターを利用したことのある児童に限定されており、全ての4年生児童が対象となっておりません。
学童保育の需要が伸びている背景には
◆共働きの世帯が増加していることで、学童保育の需要が増加していること。
◆こどもが増えている地域において、その数に比例して学童保育の需要も増加していること。
などが挙げられます。
アンケートの結果にもあるように、働く保護者にとって小学校4年生以上の受入れは極めて重要です。市はこうした保護者の切実な要望に応えるためにも、一刻も早い高学年の受入れ、特に小学校4年生の受入れを全市で実施すべきです。
待機児童の解消や小学4年生以上の高学年の受入れ実施を進める上での課題として
◆育成センター施設の受入れ状況に余裕がないこと。
◆すでに殆どの学校の敷地内で育成センターを整備しており、学校敷地内には新たな整備を行う余裕がないこと。
◆学校の近隣に施設を整備する為の有効な敷地が不足していること。
◆育成センターの整備について地域の理解を得られず、学校敷地外での整備が行えない事例があること。
など、様々な課題が存在します。
こうした課題を解決するための対策として、小学校の教室を活用するという考えがあります。しかし現状では西宮市の小学校に空き教室が存在しないとされています。そこで空き教室の次に活用が可能とされる教室として余裕教室というものがあります。
文部科学省の定義によると、余裕教室とは『児童・生徒の減少に伴い、「将来とも恒久的に余裕となると見込まれる普通教室」を指します。』と説明されています。少し難しい表現ですが、簡単に言えば今後余裕の状況が続くと見込まれる教室を指します。また文部科学省では、この余裕教室の活用についても触れており、「学校施設は地域住民にとっては身近な公共施設でもあることから、学校教育に支障がない範囲内で、地域の実情や需要に応じて積極的に活用していくことが望ましいと考えられる。」との考えを示しています。
今日はここまで。続きは次回に書きます。