少人数学級の弾力化について①


夏祭りでゲットした金魚を最近我が家で育てています。動物を飼うことには消極的なのですが、娘の教育にも役立つと思い飼育セットを購入して飼い始めました。慣れないので四苦八苦しておりますが、長生きしてもらえるように頑張りたいと思います。

今回私が行う一般質問の1つに、児童数が増えている地域における少人数学級の弾力化があります。前回のブログでは小学校4年生以上の学童保育の受入れについて書かせて頂きました。

小学4年生以上の学童保育受入れ問題について

4年生以上の学童保育を進めていくには、受入れができる施設を整備しなければなりません。しかし、西宮市では多くの育成センターで定員を超えた弾力運用を行なっており、4年生以上を受入れることができません。

こうした状況を受けて、以前から空き教室を活用して学童保育の受入れを拡充することも検討されてきましたが、西宮市内の小学校では空き教室が存在せず、対応に苦慮しています。

4年生以上の学童保育を実施するためには、活用できる教室をつくらなければなりません。
ここで問題となってくるのが学級数を定める決まりです。

小学校1年生は1クラスの人数を35人までに抑えるように、また2年生以上については40名までに抑えるように国の法律によって定められています。また西宮市では小学2年生から4年生の児童に対しては、県が定める新学習システムによって1クラスを35人までに抑えられています。こうした流れの背景には、少人数学級がこどもたちの教育環境にとって優位であるという理念が根幹となっているからです。

例えば進級する小学2年生の児童数が141人とします。
1クラスを35人までに抑えなければならないので、4つにクラスを分けた場合児童が1名溢れてしまいます。結果として5クラスのしなければならず、1クラスの人数は28名〜29名となります。

もし学校に受入れが可能な教室が4つしかなかった場合、5つ目の教室を確保するために仮設校舎を建設する必要があります。またこうした状況が続けば、当然学童保育に活用できる教室はつくることができない、つまり4年生以上の学童保育が実施できない可能性が高くなります。

学童保育は働く保護者にとっても重要な事業です。私は一定の範囲で超えた児童については少人数学級の弾力化を図り、教室を増やさずに受け入れることを検討するべきだと考えます。

この続きは次回また書きます。