今日は山口ホールで行われた福祉ネットワーク北六甲台地区会議に一般参加させていただきました。
日本は諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行しています。団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる2025年(平成37年)以降は、国民の医療や介護の需要がさらに増加することが見込まれています。今後は高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築が必要です。
北六甲台は西宮市内でも高齢者の割合が深刻なことから、誰もが安心していきいきと生涯を暮らせる共生の町を目指すことを目標とした福祉ネットワークを組織し、先進的な活動として注目されています。
今日はその総会が行われ、27年度の事業報告及び28年度の事業計画の提案が行われました。
今回私がこの活動に関心を持ったのは、北六甲台の街並みは坂が多く、私の活動する苦楽園や甲陽園、越木岩地域の地形と類似していることが理由です。
北六甲台で行われている福祉ネットワークの活動は、極めて関心の高い課題や問題が多く見受けられました。
また第二部の福祉フォーラムでは訪問看護センター明和の看護師主任、中島淳美さんを講師に迎えて「知ってて欲しい在宅ケア〜地域で暮らすために〜」をテーマに講演していただきました。2時間を超える講演ですが、内容は大変関心の高いものでした。
今年亡くなった私の父も、入院中はずっと家に帰りたいと言っていましたが叶いませんでした。
父の思いを叶えたい反面、自宅での看護や介護には多くの負担が伴います。
今回の講演では、在宅で終焉を迎えることの重要性についてさまざまな観点で教えていただきました。
しかし本当にこのしくみが全市においてうまくいくのか、未だ見えないことが多いのも事実です。
今日は実際に活動している中で生じている課題や問題を多くお聞きできました。
今後はこうした課題や問題を検証することが重要だと考えます。
今日の内容は、また次回のブログでまとめたいと思います。
福祉ネットワーク北六甲台地区会議に参加する前、母校である甲山高校で行われた甲山フェスティバルに友人と参加してきました。
今回も生徒たちのユーモアたっぷりな出店のほか、PTAの皆様によるブースや甲山高校同窓会「基の会」の皆様によるブースなど多彩なお店でフェスティバルを盛り上げていました。
学校は地域交流の中心になり得る施設です。スポーツや文化、地域コミュニティなど、高校にとどまらず小・中学校においてもこどもと地域の交流によってさまざまな相乗効果が期待できると考えます。
その中で卒業生という立場はとても重要だと思います。
自分が学んだ母校の後輩たちに伝えられることはたくさんあると思います。
こうした交流が活性される環境作りに向けて、今後も活動して参ります。