白ポストの謎②


気がつけば任期から1年が経過しました。
この1年、とにかくがむしゃらに先輩方の背中を追いかけるような感覚でした。
任期は残りたった3年しかありません。2年目も1年目同様頑張って参りますので宜しくお願いします!

前回の続きです。内容は下記リンク先をご参照ください。
白ポストの謎①

青少年に有害とされる図書やビデオテープ・DVD等を回収することを目的に設置された白ポスト。
確かに必要性を感じる一方で、スマートフォンやインターネットに対する対策も重要だと考えます。

平成27年10月現在の警察庁発表による、青少年の「出会い」による被害状況は以下の通りです。


出会い系サイトによる被害は13歳から存在しており、年齢が高くなるほど被害件数が上がっています。
またコミュニティサイトについても、被害は11歳からとなっており年齢がさらに下がります。
今後はこの白ポストの運営と並行して、インターネットやスマホにおける青少年被害の防止対策を強化すべきです。


(2016年1月調査:デジタルアーツ株式会社)
<参照リンク先>
http://www.daj.jp/company/release/common/data/2016/022201_reference.pdf

これは民間企業が調査したこどものスマートフォン使用率ですが、実に7割のこどもが使用しています。
これだけのこどもが携帯を使用している以上、対策は重要です。
こどもたちへの指導はもちろん、有害なサイトへのフィルタリングなどしっかりと実施すべきです。
市はこうした問題に対して、新たなマニュアルの作成に現在取り組んでいます。
今後もスマートフォンやインターネットにおける青少年への有害な情報に対して、効果的な対策への提言が行えるよう私もしっかりと研究して参ります。

私の息子も今年で中学生になりました。
最近スマホが欲しいとお願いされていますが、中学生が携帯を持つ必要性を個人的には感じていません。
しかし携帯会社も家族で持てば割引を実施するなど、未成年の携帯普及率は急増しています。こうした中では持たせないことが少数派であり、ともだち付き合いなど息子への弊害も一定考慮すれば持たせることやむなしと考えます。確かに行き先の特定や家族での連絡や確認、情報収集においてメリットはあるものの、携帯をもつことで大事なことを失っていくのは複雑です。不便であっても、わざわざ会って話す、言葉にして伝えるという行為は重要だと考えます。こうした環境作りも青少年の育成にとって必要だと思います。

少し脱線しましたが、以上白ポストの利用状況についてのご報告でした。