3月定例会における条例案否決、予算修正案可決について①


今日は母校苦楽園中学校の入学式でしたが、息子の入学式と重なってしまったことから参加できませんでした。新入生の皆様ならびに保護者の皆様、この度はご入学誠におめでとうございます!

そして息子へもおめでとうの言葉を贈ります。
入場でみた制服姿に息子の成長を感じました。
これから3年間、たくさんの友達を作って、学業やスポーツに励んでほしいです。

3月末にいろいろと諸事情があり、3月定例会についてのご報告が遅くなりました。
改めて3月定例会について書かせていただきます。

3月の定例会では条例や予算の採決を行いました。平成28年度の予算規模は、総額で前年度から約45億円(1.4%)増の3,155億7,847万6千円となりました。内訳は一般会計が1,747億0,470万6千円、特別会計が943億8,365万9千円、企業会計が464億9,011万1千円となっており、阪神・淡路大震災直後の平成7年度に次いで過去2番目の規模です。

予算案は総務、建築、民生、教育こども、健康福祉の各委員会に付託され、予算分科会にて審議されます。各委員会でそれぞれ付託された予算案や条例などについて討論ののち採決を行い、最終日の本会議上で議員全員による採決を行い、正式に予算が成立します。

今回、1つの条例案が全会一致で否決、2つの予算修正案が賛成多数で可決されました。

今回否決となった条例改正案は
【議案第89号】「西宮市立留守家庭児童育成センター条例の一部を改正する条例制定の件」
です。

長期休暇中、つまり春休みや夏休みなどの期間において、育成センターの開所時間は現在8時30分となっていますが、4施設で午前8時から8時30分の延長保育を試行的に実施するというものです。しかし、この変更に伴い利用者から1,000円の延長保育料を徴収するという内容となっています。

本市の育成センターの運営状況は
◆小学4年生以上の児童の受け入れが一部の施設でしか実施されていない。
◆本市の育成センターの利用料金が他市と比べても決して安い訳ではない。
という状況です。

長期休暇中の育成センター開所時間の前倒しは以前より市民の方々の要望もあり、そのニーズが例え少数であったとしても1000円の追加料金を徴収するというこの度の提案は理解しがたいという考えから、全会一致で否決となりました。

学童保育は働く保護者にとって重要な施設です。
私の市政報告紙でも小学校4年生以上の受け入れを進めることは重要であると指摘しております。
今後も学童保育の充実について、会派・ぜんしんは一丸となって取り組んで参ります。

次に2つの予算修正案が賛成多数で可決された件についてです。
今回修正案が提出されたのは【議案第96号】平成28年度西宮市一般会計予算の中の
◆「広報アドバイザー配置」のための費用を削除する修正予算
◆「西宮の休日事業」のための費用を削除する修正予算
以上2点です。

つまり「広報アドバイザー配置」と「西宮の休日事業」の予算は認めないという内容の修正案が賛成多数で可決され、私が所属する会派・ぜんしんも賛成致しました。またこの事業を除く原案についても賛成多数で可決されており、会派・ぜんしんも賛成致しました。

次回はこの修正案について詳しく書きたいと思います。