今日は久しぶりに家族でランチへ。
苦楽園の名店イタリアン「カルボニエラ デル トロ」さん。
仲川さん、相変わらずでした。とても美味しかったです。
子育て環境の改善についての2回目です。
前回の内容は以下のアドレスをご参照ください。
3月定例会 一般質問①
まず夙川地区の保育環境の問題点を整理すると
①3歳児童の受け入れに必要とされる新たな認可保育所を整備する為の有効な場所が少ない
②3歳未満の児童を預ける小規模保育施設も足りないが、賃貸物件の家賃や補償金が高く事業者の負担が大きくなる理由で整備が進まない。
③保育所の待機児童問題のほかに、幼稚園の選択肢も少なくなっている。
④児童館がない。子育て広場も少ない。
となっています。
こうした問題を踏まえ、私が今回4つの提案をさせていただきました。
1つ目が【公立幼稚園を認定こども園へと民間移管する提案について】です。
整備できる場所がない状況中で、市が実施できる有効な手段の1つに市が所有する既存の施設を活用するという案があります。夙川地区には夙川幼稚園と越木岩幼稚園の2つの公立幼稚園があります。しかし公立幼稚園では3歳児童の受け入れを行っておりません。また一部の私立幼稚園で行われている預かり保育も行われていません。
こうした公立幼稚園を民間へと移管を行い、夙川地区の幼保連携型の保育課題に必要な認定こども園へと整備を行うことが最も有効だと考えています。幼保連携型認定こども園とは、幼稚園的機能と保育所的機能の両方を合わせて持つ施設です。2つある公立幼稚園のうち、特に保育ニーズの高い地区にある夙川幼稚園を幼保連携型認定こども園へ民間移管することで、3歳児童からの受け入れが可能な幼稚園と、保育を必要とする保護者の為の保育所、両方が整備できます。
私は「公立幼稚園が不要だ」とは主張していません。あくまで「夙川地区に必要な施設が必要であり、多くの問題を解決するためには幼保連携型認定こども園を整備すべきだ」と主張しています。仮に夙川幼稚園を民間移管しても、越木岩幼稚園は残ります。確かに公立幼稚園へ預けたい保護者の方からすれば、私の提案は遺憾な内容かもしれません。しかし、市が運営する公立幼稚園が地域の大きな課題に対して解決できていない状況は問題であり、他の有効な方法が実施されていない状況を考えれば、課題の解決を優先すべきだと考えます。
これに対して市の回答は「公立幼稚園のニーズが一定あるものと考えております。したがって、夙川幼稚園を認定こども園や民間移管することは現時点では考えておりません。」という内容でした。
さらに「子ども・子育て支援新制度の施行に伴う影響や、夙川地域をはじめ、市内園児数の推移、地域ごとの保育ニーズをみながら、本市の子育て支援について、改めて市立幼稚園の中・長期的なあり方を、平成30年度中にお示しする予定です。」と付け加えております。
正直、この回答についてショックを隠せません。
他に課題解決の方法があるのであれば納得もできます。
しかし、現状で市は夙川地区の待機児童問題に対して有効な解決策を持っていません。
そんな状況の中で市が公立幼稚園の運営を継続することは、地域の課題を黙認していると言わざるを得ません。市立幼稚園の中・長期的なあり方を、平成30年度中にお示しする予定と回答してます。明日にでもこどもを預けて働かなければならない保護者の方々に対して、市はどう説明するつもりなのでしょうか。
続きはまた書きます。