娘の髪をドライヤーで乾かすのが最近の私の日課です。
昨日からいくつかの保育所を視察させて頂いております。
阪急の甲陽園駅や苦楽園駅、夙川駅、JRさくら夙川駅付近は特に待機児童が多い地区です。
働く保護者の方にとって保育所はとても重要です。
保育所には認可保育園、無認可保育園、小規模保育、家庭的保育などさまざまな形態があります。
この問題を取り組むにあたり、できるだけいろんな現場を見ておきたいと思っています。
今日は鷲林寺にある夙川宝保育園の視察に行きました。
周囲には畑が広がり、窓の外には六甲山が広がっています。
園には独自に畑を所有しており、児童たちが植えた野菜を自分たちで収穫して食べるそうです。
ベランダにはみんなが収穫した干し柿がたくさん吊ってありました。
「自分で穫ってきたんだよ!」と、こどもたちが私に一所懸命説明してくれました。
授業風景も拝見させて頂きましたが、こどもたちの返事がとても丁寧だったことに驚きました。
施設では給食を実施しており、調理場の方からアレルギー対応について説明を受けました。
専属の栄養士さんは小学校に配属されている栄養士さん達とアレルギー対応について定期的に情報交換を行っているそうです。こうした取り組みはとても重要です。
我が母校、兵庫県立西宮甲山高等学校と連携して、保育科の生徒さんが実習にも来られるそうです。
地域の住民の方や学校との連携はぜひ活性して頂きたいです。
夙川宝保育園では4年前まで30名だった定員が、今では101名。
しかもほとんどの保護者が車で送迎をしています。
場所は確かに不便です。しかし、こどもたちにはとても充実した環境だと感じました。
待機児童の要因というよりも、この保育所に預けたくて児童数が増えたんじゃないのかと感じたくらいです。
保育の質とはなにか。保育に必要なことはなにか。
どれだけ施設をつくる必要があるのか。市に何を提言すべきか。
毎日考えています。
夙川駅や苦楽園駅に同じような施設ができるなら大変素晴らしいことですが、現状はさすがに叶いません。
できる限りの範囲でこどもを預ける保護者の方が安心できるような施設を、こどもたちが健やかに育める環境が望める施設をつくるためにやるべきことを、これから考えて参ります。
給食施設や育成センターなど10月以降は関心のある場所へ視察に伺わせて頂いておりますが、現場のご意見は本当に貴重です。
お忙しい中での現場視察はとても恐縮ではありますが、できる限り多くの施設を視察できればと思っております。
何卒宜しくお願いします。