私が所属していた会派「蒼士会」は11月16日に解散いたしました。そして、本日17日より、新たな会派「会派・ぜんしん」として再スタートいたします。
私は議員の職に就く前、現市長である今村岳司氏の市長選挙をスタッフとして手伝い、私設秘書も務めました。新しい市政への期待を込めて応援させていただいたので、自身の行動に後悔はありません。
しかし、市民のみなさまからご信託をいただき西宮市議会議員となった今、立場は大きく変わっています。
市長秘書の経歴を持つ議員」や「市長が所属していた会派」という経歴は事実ですが、「だからあなたは市長与党なんでしょ?」という意見には違和感を感じていました。
地方自治体は議会と行政との二元代表制です。
私が務める議員の職責は、行政機関をチェックし、市民の福祉向上に役立てることにあります。互いの緊張関係が市政をより良いものとする、この二元代表制の意味を考慮すれば、推進すべきものは賛成し、推進すべきではないものには改善を提言する。それが受け入れられない場合は反対することは当然のことであり、どのような方が市長になられても、議員としてなすべき職務に変わりはありません。
市議会議員となった今、改めて議会の重要性を強く感じています。お互い公選によって選ばれた立場なので、是々非々であるべきだと考えています。そして二元代表制を重んじる関係性こそ、西宮市を良い街にしていくものであると信じております。
正直なところ今まで周りの反応に対していろいろ困惑しておりました。そうした中、こうして新しいスタートの機会を設けてくださった同会派の先輩議員のみなさまに感謝しております。
新しい会派名「会派・ぜんしん」。
「ぜん」には「前・善・漸・全」、「しん」には「進・心・信・新」などさまざまな意味があります。
組み合わせることで
「前進(前に進む)」
「善進(良い方向に進む)」
「善信(善きことを信じる)」
「善心(善き心)」
「漸進(順を追って、だんだん進む)」
など、さまざまな意味となります。
新しい会派名は、会派全員の合意で決定しました。
この会派名を個人的に大変気に入っております。
市議会議員になってまだ半年ですが、今の会派メンバーで学ばせて頂けることや方向性にも大変満足しています。
これからも市民の代表として、議員としてあたりまえのことを行っていくだけです。
新会派「会派・ぜんしん」のはまぐち仁士として、今後も頑張って参りますので宜しくお願い申し上げます。
【「会派・ぜんしん」について】
私たちは西宮市において市民の英知を結集し、市民の暮らしに根ざした行政サービスを推進するとともに、人口減少や高齢社会、財政難などの将来的な諸課題に備える体制づくりを進めるため、さまざまな施策を分析し、具体的な政策提案を行うための政策集団「会派・ぜんしん」を平成27年11月17日、結成しました。「会派・ぜんしん」が目指すものは下記のとおりです。
記
1.二元代表制を尊重します。
「会派・ぜんしん」は二元代表制を尊重し、市長をはじめとする市当局と健全な緊張関係を保ちます。各議案に対してはその内容を十分に吟味し、当局に対して政策を中心に是々非々の対応をします。
2.民主主義を尊重する保守系議員で構成します。
「会派・ぜんしん」は民主主義を尊重し、市議会の自由闊達な意見交換のうえで市政が進められるように全力を尽くします。「会派・ぜんしん」は伝統と文化を尊重し、それらを育んできた日本と兵庫県、西宮市を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与したいと考える保守系議員で構成します。
3.市政の推進を最優先します。
「会派・ぜんしん」は市議会議員の本分を重視し、市政の課題に集中して取り組みます。市政の政策課題について共通の意見をもつ会派とは国政・県政についての意見が異なっても政策ごとに連携します。
4.会派で結束して行動します。
「会派・ぜんしん」は会派内で政策について徹底的に議論します。そのうえで、会派として決定した議案や政策については会派の全員が一致した行動を取ります。
5.会派内で情報を共有します。
「会派・ぜんしん」は会派内で自由闊達な情報交換や意見・討論を行い、情報を共有し、調査・研究活動に積極的に取り組みます。
以上