今日は西宮市立西宮養護学校小学部・中学部の卒業式でした。今月8日には高等部卒業式も行われました。小学部・中学部合わせて10名の児童が卒業となりますが、引き続き春から西宮養護学校の中学部・高等部で学びます。西宮養護学校の卒業式には今回初めて参列させていただきましたが、心温まる素敵な卒業式でした。卒業生の皆さん、保護者の皆様、そして中村校長先生をはじめとする学校関係者の皆様、ご卒業誠におめでとうございました!また新しいステージでも引き続き頑張って下さい!
また今日は市内公立幼稚園の卒園式の日でもあります。日程が被ってしまったので、残念ながら地元公立幼稚園への参列は叶いませんでした。卒園児童の皆さん、保護者の皆様、ご卒園誠におめでとうございました!この場をお借りしてお祝い申し上げます!
今回のように公立幼稚園と養護学校の行事が被ってしまうことは過去にもありました。私以外の方で、養護学校にもお祝いに駆けつけたいという議員はいらっしゃると思います。教育委員会へは、公立幼稚園や養護学校への負担を配慮しながら、できれば今後は日程が被らないよう検討できないかお願いしているところです。多くの議員が西宮養護学校の現場について現状を知ることは重要だと考えることから、改善されるよう希望します。
今日は就学通知についてです。
憲法第26条第2項で「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。」と規定されており、また、教育基本法第5条第1項に「国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。」と規定されています。
上記就学義務を履行させるための事務を就学事務といいます。就学事務は地方公共団体の自治事務とされ、小・中学校への就学に関する事務は、市町村の教育委員会が行うこととされています。市町村の教育委員会は、翌年度より小学校又は中学校に就学すべき者の保護者に対し、翌学年の初めから二月前までに、小学校又は中学校の入学期日を通知しなければなりません。その通知を本市では就学通知と呼びます。
私は平成29年9月定例会における教育こども決算分科会において、この就学通知に関する問題を取り上げました。詳細な内容は以下のリンク先をご参照ください。
問題点としては、小学校・中学校の入学予定者については、障害の有無にかかわらず、1月下旬に保護者宛に就学通知書を郵送していますが、就学相談中の入学予定者は郵送の時期が遅れている事実がありました。法律に則った場合、就学通知は就学相談前に郵送すべきではないかというものです。
以下私の質問と当局の答弁内容です。
【質問】
昨年の決算分科会で就学通知に関する課題について質疑した。就学相談中の入学予定者には、就学先についての保護者との合意形成や特別支援学級の新増設の決定待ちなどのために郵送の時期が遅れるという課題を踏まえ、今後インクルーシブ教育システムを構築する趣旨に則る場合、まず障害のある児童も含めたすべての児童に対して就学通知書を送付したのち、改めて就学相談で進路について保護者や児童と相談すべきであり、改善を要望した。この件について進捗はどのようになっているのか?
【答弁】
平成30年度入学者から改善を図ったところです。学校名が変更になるなどの理由があったことから、就学通知書を後日に発送した例もごく一部でありましたが、障害のある児童・生徒も含めたほぼ全ての児童・生徒に対して就学通知書を発送し、その後、必要に応じ就学相談を実施いたしました。
教育を受ける権利は憲法で等しく与えられた権利です。一部の対象児童に対して、今までの就学相談後に発送していた行為は、市民の方からこの権利を脅かすものとして誤認されかねません。今回は提言通り、明確な理由があるものを除いて、すべてを就学相談前に発送したことを評価します。もちろん、今後は就学相談を受けたすべての児童が学校に通えるという趣旨ではないことは理解しています。相談を通じて、保護者や児童の思いに寄り添い、さらに学校における受け入れ体制の強化を進めることによって、より多くの方が希望と理想にかなう受け入れとなるよう、人員強化を含めた体制の構築推進を改めて要望しました。
今日はここまで。続きは次回に書きます。