本日は民生常任委員会でした。
朝10時から夕方6時までの長丁場でしたが、実りある質疑が出来たと思います。
今日の委員会での内容は後日報告させて頂きます。

今日は9月定例会の決算特別委員会 民生分科会にて質疑した地域防犯事業についてです。

camera

市は、子どもや女性に対する犯罪を抑止し、安全・安心なまちづくりを進めていくため、通学路を中心とした公共性の高い場所に平成29年度から令和2年度の4年間で360台の防犯カメラを設置しました。

この事業の効果について質疑を行いました。

【浜口質問】
360台の防犯カメラ設置にかかった初期費用(イニシャルコスト)と維持管理にかかる費用(ランニングコスト)はいくらか?


【地域コミュニティ推進課】
平成29年度より令和2年度にかけて設置した360台の防犯カメラの設置にかかった初期費用は約1億5,782万3千円です。同じく、前述の4年間の維持管理に係る費用につきましては、約2,649万7千円となっております。なお、全ての設置を終えた令和3年度の維持管理費は約1,467万7千円、令和4年度は約1,657万4千円です。


【浜口質問】
防犯カメラ設置による効果について聞きたいが、まず、警察への画像データ提供件数は何件でそのうちどのぐらい検挙に繋がったのか?


【地域コミュニティ推進課】
令和4年度の防犯カメラの画像提供依頼は313件ですが、これをカメラののべ台数に置き換えると、1,246台で約4,700時間分を提供しております。令和4年(1月~12月)の刑法犯認知件数は2,551件で検挙数は887件ですが、防犯カメラの画像データの提供を行った事案について、検挙等に繋がったという情報は「捜査資料は公開できない。」との理由で提供いただけません。


【浜口質問】
具体的な効果がわかりくいなかで、データ提供にはどの程度の事務負担があるのか?また、限りある資源(職員数)のなか、その事務負担を軽減する方法はないのか?


【地域コミュニティ推進課】
まず、本課の書式である「防犯カメラ画像データ提供依頼書兼誓約書」と「捜査関係事項照会書」と新品のDVD-Rを提出していただき、課内で決裁を行った後に専用の回線を使って当該カメラの画像データを抽出いたします。抽出された画像データは個人情報保護のため、パスワードをかけて圧縮した後にDVD-Rに書き込みます。これらの作業は非常に手間がかかり、日によっては職員1名が掛かりきりになっています。この事務負担を軽減するために、専用回線による警察署とのオンライン化を打診しましたが、「予算が取れない。外部との接続は許されていない。」との回答で、現状の事務手続きを続けざるを得ない状況です。


【浜口質問】
今後新たに防犯カメラを設置する予定は?


【地域コミュニティ推進課】
平成29年度より令和2年度にかけて設置した360台の防犯カメラがそろそろ更新時期を迎えています。本課の計画として令和7年度から順次更新していきたいと考えています。その際、設置場所の再検討を地域とともに行う予定です。そもそも平成29年度に現在の防犯カメラを設置するときに地域検討会、警察の意見聴取を行ったので、同様の方法で設置場所を検討したいと考えています。令和2年度の防犯カメラの効果検証では、公費で防犯カメラを増設することのみでは検挙数の増加にはつながらないという結果になっており、移設をメインで更新していきます。しかしながら、移設だけでは対応できないと思われますので、多少の増設も検討していく所存です。


私は無所属議員(会派ぜんしん所属)だった平成28年2月10日に開催された民生常任委員会の西宮市防犯カメラ設置補助事業についての質疑にて、
「防犯カメラの設置については、余り積極的な考えは持っていないが、設置するならば、その効果などについて総合的な検討を行っていただくことがまず前提であるべきであると考えている。カメラ設置によって、犯罪の検挙率が確かに向上することも事実であり、高齢者の徘回問題などの解決にも活用できるということも理解できることから、防犯カメラの設置に関しては必ずしも反対ではない。」との意見を述べました。

平成29年度より令和2年度にかけて設置した360台の防犯カメラは間もなく更新時期を迎えます。市は令和7年度から順次更新していく予定ですが、更新を進めるにあたり、市が設置した防犯カメラによる検挙への効果が示されないままでは、事業の有効性を検証することが困難です。

市と警察が協力して市民の安全を守ることはとても重要である一方で、防犯カメラの更新には多額の費用が必要となります。市の防犯カメラによる画像提供が検挙に繋がったかどうかについて、引き続きその根拠を示して頂くことを警察に働きかけるよう要望しました。

今日はここまで。