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昨日の台風21号による影響で市内各所で怪我や倒木などの被害が出ております。写真は夙川沿いの結善町内にある道路です。市に対して朝一番に対応を依頼しております。台風は通過しましたが、連日の大雨で地盤が緩んでいるだけでなく、道路には大量の枝や落ち葉が発生しており、自転車等の運転には注意が必要です。引き続き注意してください。

また衆議院議員選挙が終了し、結果は単独過半数を確保した自民党の圧勝となりました。選挙期間中に自民党が主張した政策が今後どのように進められるのか、引き続き注視したいと思います。選挙に携わった皆様、本当にお疲れ様でした。

今日は学校教室の基準の作成についてです。

学校の教室を活用することは、公共施設マネジメントの観点から重要な取り組みの1つです。今後は公共施設の維持管理費が市の財政に大きな負担となることから、現在はどのように公共施設の整理を行うのか検討をしていますが、公共施設全体の中で特に大きな割合を占めるのが市営住宅と学校です。学校は義務教育課程におけるこどもたちの教育施設のため、本市の現状においては学校そのものの数を減らすことは余程の事情でない限りあり得ません。しかし児童数が年々減少する中で、一部では学級数が減少している地域も存在します。このように一定余裕のある教室を他の公共施設が担う目的に沿って活用することで、公共施設全体の総量を削減できることから有効な取り組みだと考えます。


私は平成28年9月定例会で学童保育の受け入れ問題について質疑を行いました。必要な育成センターの建設が困難となる中、教室の活用について提案しました。

9月定例会一般質問 児童数が増加する地域における教室の確保について

また平成29年5月の民生常任委員会では「公民館及び市民館の適正配置に関する市の考え方」が報告されました。対象となる56施設のうち用途変更や統合・建て替えなどによって削減できた面積は、施設総量全体の0.03%にとどまり、結果として大半の施設が存続させる結果となりました。総量削減の中には平木市民館のように耐震基準を満たしていないため、建て替えによって平屋にするなど総面積を減らすという手法を用いた施設も存在しますが、平木市民館の稼働率はおよそ12%と低くなっています。平木市民館の建て替え費用はおよそ1億円を見込んでおり、費用対効果が低い市民館をこのような形で建て替えすることは決して効率的ではありません。そこで私は平木小学校にある教室の一部を活用し、市民館を利用している地域の方々が、平木市民館を建て替えなくても利用できる場所を設けるよう提言しています。

地域における施設の統合的活用方針について

教室の活用によって、建て替え費用の1億円が削減できるだけでなく、跡地の利活用も可能になります。また地域の核となるべき学校に、地域活動を担う市民の方々が集うことは地域力向上の観点からも有効です。こうした取り組みを進めていく上で、学校施設の中でどの教室の活用が可能であるのか、教室の稼働率や必要性、教室の適正階数や課題などの検討も精査した上で、学童保育や地域市民活動のスペースを確保するために必要な、教室の優先順位を判断できる基準を作成することが有効だと考えます。

今日はここまで。
続きは次回に書きます。