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暖かい春の陽気になってきましたね。定例会も終わり、この週末は娘と公園清掃を兼ねて松谷公園で遊びました。公園に着くと真っ白で小さな花がたくさん咲いていて、それを見た娘は「わぁー♪葉っぱの上に雪がいっぱいのってるみたい!」と感激していました。植物には詳しくないので、名前を知っている方は教えてもらえると嬉しいです。


今日は前回の続きです。詳細は以下のリンクをご参照下さい。


【2018年3月定例会】西宮卸売市場の再整備を含むJR西宮駅南西地区市街地再開発事業について①


質疑の答弁をまとめると
【過去の結論を覆す根拠】事業者との合意、参画意向の市場事業者が減ったことによる環境の変化
【公的資金の投入予測】事業手法や施設規模が未確定な状況の中で、公的支援額の積算は困難
という内容でした。


しかし事業者が減ったことへの影響は、現地再整備に限らず移転計画にも同様の影響が存在します。現地再整備が不可能であると結論付けた経緯を踏まえれば、改めて移転計画についても一定の検証は行われるべきだと考えますが、このような検討は一切行われていません。また鳴尾浜移転の際に作成された「新総合整備市場の候補地選定に関する検討資料」では、移転計画段階で施設使用料と使用者側との間に生じる差異について、具体的な数値によって認識していました。市は公的支援額の積算が困難であると答弁していますが、公設市場の施設利用料や民間施設使用料など、予測に必要な情報は把握できることから、この度の市の答弁は理解し難い内容です。


私の一般質問や過去に行われた民生常任委員会の議論を踏まえた結果、市が示した再生整備構想について多くの課題がある上に、市民への周知が不十分であると認識する中で、、卸売市場管理運営事業経費を認めることを問題視したことから、会派・ぜんしんは平成30年3月14日に開催された予算特別委員会民生分科会にて、卸売市場管理運営事業経費のうち卸売市場再生整備事業に関係する費用を削除するため、平成30年度一般会計予算の修正案を提出しました。しかし我が会派が提案した修正案は、結果として賛成少数で否決されたことから、定例会の最終日に行われた卸売市場管理運営事業経費を含む平成30年度一般会計予算の採決には加わらず、退場しました。ちなみに我が会派以外にも、我々と同様の理由で会派・維新プラスも退場しています。合わせて9名の議員が採決に加わらなかったのは異例の出来事です。退場理由については、以下に記載した定例会最終日における会派・ぜんしんの意見表明原文をご参照下さい。


【会派・ぜんしん意見表明】

議案第428号・平成30年度一般会計予算の採決における退場理由について

会派・ぜんしんは議案第428号・平成30年度一般会計予算の採決に際し、退場します。会派・ぜんしんは予算特別委員会民生分科会で卸売市場管理運営事業経費のうち卸売市場再生整備事業に関係する費用を削除するため、平成30年度一般会計予算の修正案を提出しました。修正案の否決を受けて原案の採決では退場し、全体会でも平成30年度一般会計予算の採決で退場しました。


市は昨年9月、10億1000万円の公的負担を柱とする西宮市卸売市場の再生整備構想を策定しました。会派・ぜんしんは、市が示した再生整備構想について多くの課題があり、納得できる説明がなされておらず、市民への十分な周知も図られていないと考えます。再生整備構想について課題があると考える諸点について述べます。


【1点目】

市場の継続性について。流通分野の構造改革が進み、買受人を含めた多くの市場関係者が経営難や後継者不足などに直面して事業継続が難しい状況にあります。新市場を開設しても順調に継続できるかどうかについて大きな問題があると考えます。


【2点目】

流通拠点としての必要性について。市卸売市場は青果や水産物を取り扱っていますが、市の推計では、市内で消費される青果のうち市卸売市場を経由しているものは1割程度にすぎません。買受人の多くは他の卸売市場を合わせて利用しており、市卸売市場がなくなったとしても、どの程度の不便度が生じるのか不明です。


【3点目】

市の支援策の妥当性について。新市場を運営する新開設者法人が市に支払う新市場の土地・建物の賃料は相場の水準よりかなり優遇されたものになる可能性があります。市は市場の敷地の容積率について現行の300%から80%まで下げる計画で、これに伴って賃料を算出する基礎となる土地の固定資産評価額は通常より安くなるとみられています。さらに、市公有財産規則では、市のこうした財産の貸付料を固定資産評価額の4.8%と定めていますが、これを特例的に2%程度まで減免する方針です。それに加えて、市は新開設者法人の経営が不調な場合の追加支援について「現時点では考えていない」としていますが、それですむかどうかも判然としません。


【4点目】

市の過去の方針との整合性について。市は平成25年、「西宮市卸売市場整備基本方針」を策定し、①2つの卸売市場の一体化②民間による戦略的市場運営③現在地での整備―の3つの方針を示す一方で、公的負担について一切、言及しませんでした。それが昨年9月の再生整備構想に含まれていることに強い違和感があります。


【5点目】

市場の土地・建物の転用策について。市は10億1000万円の公的負担によって市場の土地・建物を取得するのであり、新市場の経営が行き詰まっても土地・建物を行政施設に転用することができると主張しています。しかし、容積率が80%に制限された中で行政施設に転用できるかどうかについて疑問視する声が多く、市はどのような行政施設に転用できるかについて明確な説明をしていません。


市は現在、新卸売市場の将来性について調査を進めており、市場事業者や買受人へのアンケート調査を行っています。その調査報告書は5月にまとまる予定です。卸売市場再生整備事業を推進するかどうかの判断は最低でも調査報告書を見たうえで行うべきだと考えます。


市は将来、人口減少が見込まれ、財政状況が厳しくなることから、公共施設の総延べ床面積を20年間で10%削減する目標をたてています。この目標達成のためには、全ての公共施設について、施設分類ごとに長期にわたる保全計画を策定し、その中で優先順位をつけて事業に取り組む必要があります。しかし、保全計画の策定作業は進んでおらず、実態として総延べ床面積は増加傾向です。こうした計画がないまま、課題の多い卸売市場再生整備事業を進めることには大きな疑問があります。


よって、会派・ぜんしんは採決に加わらず、退場します。以上です。


個人的な意見として、私はJR西宮駅南西地区市街地再開発事業が進むことには賛成の立場ですし、西宮卸売市場の活性と今後の発展も願っています。本計画は民設民営で話が進んできましたが、公的資金が活用されるとなった今、支援に見合う公益性が担保されているのかという観点は重視しなければなりません。長期的に見て、この事業が本市にとって成功事例となるよう、今後も積極的に意見を述べて参ります。